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「は……?」

「じゃあね。」

孤爪くん行こ。と俺を引っ張って歩くA。
フラれたそいつの顔はただただ驚きに染まっていた。


「あいつ、いいの?」

「うん、もともと人を見下す感じがあって苦手なタイプだったからいいの。」

誰もいないところまで来てからピタリとAの足が止まった。

「あのさ、孤爪くん。」

その普段の余裕のある声と違った真剣な声音に思わず背筋が伸びる。

「前にさ、孤爪くんに興味を持ったから観察してるって話ししたじゃん。」


「うん。」

俺も興味を持って観察しているうちに彼女に堕ちてしまったのだから。よく覚えている。

「あたし、あれからなんで孤爪くんに興味を持ったのか考えて、今日やっとわかった。」

その言葉を言うとAはクルリと振り向いた。ふわりと踊るように揺れた髪が、スカートが俺の目にドラマのワンシーンのように映る。



そして彼女の紅い唇が弧を描く。


花が咲くような笑顔でその言葉は放たれた。









「あたし、孤爪くんのことが好きなんだ。」

恋い焦がれた華→←・



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マカロニ(プロフ) - りんごそばさん» コメントありがとうございます。そう言っていただいて光栄です! (2019年8月19日 16時) (レス) id: 30ec427a94 (このIDを非表示/違反報告)
りんごそば(プロフ) - 文が綺麗で、内容も新鮮ですっごく面白かったです!! (2019年8月14日 10時) (レス) id: c6e1875d82 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ(プロフ) - 夜桜伊織さん» コメントありがとうございます!運命感じていただけて光栄です!これからもこの作品をよろしくお願いします! (2019年6月18日 20時) (レス) id: 30ec427a94 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜伊織(プロフ) - 最近倫理の授業でイデア論を知ったのでこの作品を見つけた瞬間なんか運命を感じました。習ったことを活かすってまさにこういうことなんですね、尊敬します! (2019年6月17日 1時) (レス) id: 8d7012ae56 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ - 藤和さん» ありがとうございます。私も様々な文章を読んで必死になりながら勉強してます。(笑)よろしければこの作品に最後までお付き合いください。 (2019年3月12日 21時) (レス) id: 30ec427a94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マカロニ | 作成日時:2019年3月11日 20時

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