夢を守る！

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episode2 浄化ページ2

迷子のたまごは、夢のパワーの光で浄化されて
真っ白でキラキラ光る夢に溢れていた。

A『よかった！！これからも楽しくたくさん歌ってね』

Aのキャラなりが解けて、
しゅごキャラのオトくんと囁くように歌いながらのんびりと帰宅していた。

少し薄暗いけど歌うことで楽しくてもっと歌いたくなった。それでもAに1人怪しい影が近づくと…

？「おい、待て。A」

Aはもしかして声掛けしてくれたファンなのかな？と思って振り返ると相手は“ 背が高くて銀髪で、目が鋭くて、左側の目元に傷跡があって、全身黒い服統一コーデで、声は低くて、磨けば光るのでは…と内心思いながら言葉を返す

A『はい！なんでしょうか？』

？「…無防備だ。警戒くらいしろ。アイドルのくせに」

A『！いいえ、そんなふうに言葉をくれるお兄さんはとてもいい人ですよ』

名前や素性は知らずとも、ふと出てくる言葉でその人を感じ取れるんだと、自信満々にAは彼に答えた

？「ハズレだ。壁にこうやって押さえつけられたらどうするつもりだ？今の世の中、女と違って男だからどうにかなる…とでも思っているだろ」

A『わっ…、そ、そう言われても…』

？「心底混乱した表情も、抵抗しないのもNGだ、裏社会の人間かもしれねぇそれでもお前は変わらないのか？」

A『正解？…のようなものは置いておいて…「置くな」ぁ、えぇ…うーん、じゃあどうしたらいいんですか？』

？「本気で分からないのか？俺に対して」

A『はい。別に変質者じゃないですし…する事といえばファンサービスくらいですね！お兄さん応援ありがとうございます！とか。今の状況的には…私の行動を心配してくれてありがとうございます！』

？「…だ」

A『お名前がジンさんって言うんですね？ジンさんありがとうございます♪』

ジン「ああ。Aの事は個人的な方で面倒みるくらいならできる」

A『おお！！じゃあ私たちって……お友達ですね！！！！』

ジン「…」

A『ぇ、あ、早すぎですよね…ごめんなさい。つい嬉しくて…』

ジン「…今はそれでいい」

A『？そうですか！！よかった…受け入れてもらえて…すごく嬉しいです。これ私の連絡先です』

ジン「ホイホイほかの奴に回してねぇだろうな」

A『しません！ジンさんは優しい友達だからです！！』