16話 ページ22
『なので、陛下や元帥の正体も知っていますよ？まぁ、超機密事項なので言えませんが』
「ということは最高レベルの位なんですね。ありがとうございました」
「なるほどな…トップの地位だから、こんな戦力が隠されていたのか」
「納得がいったよ」
だって私が転生してきたのって今から大体1ヶ月前だもん。
そりゃ知らないって話だよ
『他にはないですか？では私はちょっと帝国に帰りますね。一回死ぬので戻ってくるまで少し時間がいります。では』
《空間転移》を使い自分の部屋に戻る。
「A！お帰りなさい…」
『ただいま、グリ姉。終わったよ』
「それは制圧が、ということではなさそうね。だって兵が戻って来ているもの。
A、貴女何をしたの？」
『戦争を終わらせたんだよ。兵は殺さないでね？責任は私が負うから。死刑でもなんでも課していいよ』
「…何故だ。この戦は帝国の勢力を広げるものなのだぞ？」
『そうだね、ルド兄。でもさ、ルド兄やグリ姉の本当の狙いって犠牲を出してでもいいから覚醒者を出すことでしょ？被害が甚大なものになっても良いから』
「ほぉ…気付いていたか。余としても、名付けたお前を殺すのは気分が良くないのだが、」
『ここでやっとかないと示しがつかない、でしょ？』
「そうね。どうする、ルドラ？」
「そうだな。
お前には、一週間の謹慎を言い渡す。事実上死んだことにしてな。
元々お前の存在は余やヴェルグリンド、タツヤなどのごく僅かしか知られていない。一週間程度、どうということもないだろう？」
一見優しいように聞こえるが、これは罠だ。
一週間あれば、ルド兄やグリ姉、近藤さん達が魔国を制圧するのには十分だ。
しかし、それ以外に罰は課せるのだろうか？
『ルド兄、その一週間の間はルド兄達は何をするの？』
「それは言えないな」
『それ以外に何か罰は課せられないの？』
「国外追放。しかし、帝国の極秘存在であるお前が国外に出るのは帝国にとってはデメリットしかない」
困ったな。
私は別に国外追放でいいのだが、ルド兄達がそれを許してくれない。
「あぁ、もう一つあった」
『何？ルド兄』
「余と共に、魔国を制圧しに行くことだ」
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Ashlee(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年4月18日 20時) (
レス) @page26 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
白田黒(プロフ) - りぷさん» ありがとうございます!なろうも書籍もどれも好きなんですよね〜 (2019年12月13日 19時) (レス) id: b2cd999176 (このIDを非表示/違反報告)
りぷ - おもしろいよ、なろうからみてるから！がんばってください (2019年12月11日 22時) (レス) id: 6ead5c4ee9 (このIDを非表示/違反報告)
白田黒(プロフ) - ゆゆさん» ありがとうございまぁぁぁぁす。消さないでおきますね (2019年10月7日 19時) (レス) id: 8931ca5207 (このIDを非表示/違反報告)
白田黒(プロフ) - マイさん» 分かりました。消さずに取っておきますね。更新はかなり先になると思いますが… (2019年10月7日 19時) (レス) id: 8931ca5207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白田黒 | 作成日時：2019年8月5日 17時
