9話 ページ14
ありがとう、クィラ。
おかげでなんとかやる事が見つかった気がする。
『…グリ姉』
「っA！」
『ごめんね、心配かけて。ちょっと出掛けてくる』
「何処に？」
『うーん、ごめん。それは言えないかな…でも、帰って来たら分かるよ、きっと』
「…？あ、待って！」
止める声を振り切り、空間転移する。
私が向かった先。そこは…
『うぅ〜…さっむ。原作にある通り、超吹雪いてるじゃん…熱変動耐性あるから関係ないけど』←
氷土の大陸。
力なき者では立つこともできない、極寒の地。
そして、世界最強の魔王…
暗黒皇帝、ギィ・クリムゾンが支配する土地だ。
今日は、そのギィ様に用事があって来たのだ。
『おぉ、見えてきた…《白氷宮》』
氷で作られた宮殿。
これはありの〜、ままの〜って叫びたくなるな…あっ、手袋ない←
ギィイ…
『お邪魔しますね〜』
「誰だ貴様ァ！」
「侵入者だ！殺れ！」
そう来るよな、そりゃ。
『すいません、急いでるので。…《夢幻結界》、展開』
我ながら中二ってる〜
パチン、と一つ指を鳴らす。
虹色とも透明ともつかないモヤのようなものが辺りを覆う。
『しばらく、眠っててくださいね』
「ほぉ、中々やるじゃねぇか。レイン、ミザリー、行け」
ルド兄のように、王者の覇気を漂わせた声が広間に響く。
圧倒的な力。ギィ様だ。
「「御意」」
二人ともめっちゃ美人やないですかギィ様羨ましい。
『あまり手荒なことはしたくないので、貴女達にも眠って頂きたいのですが…』
「舐めるな」
ヒュン、と音速を軽く超えたレインさんの拳が私をめがけてやって来る。
『わっ…と、危ないですね。すみません、軽く一撃入れさせて貰います』
そう言うなり、《龍炎》を物理的な炎に《偶像転換》を使って変化させ、レインさんの腹部にトン、と軽く殴る。
「…ッカハッ…」
元々強力な《龍炎》を、物理的にぶつけたのだ。軽く殴っても、かなりのダメージは入っただろう。
「貴様ッ…」
続けてミザリーさんが元素魔法を放つ。あー、なんだっけ、燃えるやつ←
『…少し、大人しくしてください。最初に言った通り、私は手荒なことはしたくないんです』
「ふざけるなッ！」
こちらの台詞だ。私は今、貴女達に構っている暇はない。
『…大人しくしてください、と言ってるじゃないですか。もういいです
ーーーーーーーーーー『太陽之王』
光速で移動し、ミザリーさんを軽く殴る。
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Ashlee(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年4月18日 20時) (
レス) @page26 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
白田黒(プロフ) - りぷさん» ありがとうございます!なろうも書籍もどれも好きなんですよね〜 (2019年12月13日 19時) (レス) id: b2cd999176 (このIDを非表示/違反報告)
りぷ - おもしろいよ、なろうからみてるから！がんばってください (2019年12月11日 22時) (レス) id: 6ead5c4ee9 (このIDを非表示/違反報告)
白田黒(プロフ) - ゆゆさん» ありがとうございまぁぁぁぁす。消さないでおきますね (2019年10月7日 19時) (レス) id: 8931ca5207 (このIDを非表示/違反報告)
白田黒(プロフ) - マイさん» 分かりました。消さずに取っておきますね。更新はかなり先になると思いますが… (2019年10月7日 19時) (レス) id: 8931ca5207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白田黒 | 作成日時：2019年8月5日 17時
