27* ページ27
諏訪「あ、A。今日の大役を務めてくれた里見。」
ほんとに里見はよく頑張ってくれたよ、と諏訪は付け足した。
確かに。あのあとも何度か同じような事がったが、全部里見がカバーしてくれた。
まじであいつのNo.1モテ男ぶりは伊達じゃなかった。ありがとな里見。
あと、諏訪も。あいつもやっぱり強かった。
まじで見張りだった。いや有難かったんだけどな。
「あ、唯月が言ってた…」
里見「里見海斗です。よろしくね、Aちゃん」
そう言いながら、得意の王子スマイルをAに向ける。
おい、完全に堕とす気でいってるだお前。
諏訪「で、その隣にいるのが真壁」
真壁「真壁翔です。よろしくね」
「うん、よろしくね〜！今日は来てくれてありがとう！」
里見くんも、お勤めご苦労様っ！って、それはもう可愛い笑顔で言うもんだから。
里見なんて完全に堕ちてる。惚れたなこれは。
少しモヤモヤしてると、こちらを振り返ったA。
「賢くん、本当にありがとう。」
そう言い、里見たちに向けたのとは違う。
俺だけに向けてくれる笑顔が可愛すぎて、さっきまでのモヤモヤはどうでもよくなった。
須永「今日はもうずっと自由？」
「今日はミスコンに出るから、それ意外はもう自由だよ」
須永「またミスコン出んの？」
「うん…有難いことに、また選んでもらえたみたいで」
ちょっと照れちゃうんだけどね、と言葉を零すA。
須永「じゃあ今年もAがグランプリだろーな」
「んー…どうかな。今年は厳しいかも」
須永「大丈夫、お前が一番かわいいよ。」
だから自信持て、そう気持ちを込めて
Aの頭を撫でてからスルりと頬に手を滑らす。
「ありがとう、賢くん」
俺の気持ちが伝わったのか、Aは頬に添えられている俺の手に自分の手を重ねて、嬉しそうに微笑んだ。
真壁「須永って、意外と甘々なんだね」
小宮山「自然な流れでやってのけるもんね」
石倉「動きがナチュラルすぎるだろ」
甲斐「あいつ、意外と王子だもんな」
諏訪「里見、王子の座が危ういんじゃない？」
中尾「誰のモノでもないって点では、まだ安泰なんじゃないの？」
水越「まぁ確かにね〜」
里見「お前ら、好き勝手言ってくれんじゃん」
そんな会話をしていると、須永と手を繋いで前を歩いていたAが振り返り
「みんな早く〜〜！！」
と、満面の笑みで言うものだから
全員頬を緩め、2人に駆け寄った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 244人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
來華(プロフ) - いちるさん» コメントありがとうございます！魁皇での文化祭はいずれ書く予定なので、しばらくお待ちください(*´`)そういったご意見を頂けるのはとても嬉しいので、これからもよろしくお願いします！ (2020年9月16日 22時) (
レス) id: 708b7dad9e (このIDを非表示/違反報告)
來華(プロフ) - Kororinさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえると、とても嬉しいです！これからも頑張りますので、この小説をよろしくお願いします(*´`) (2020年9月16日 22時) (レス) id: 708b7dad9e (このIDを非表示/違反報告)
いちる - 初めましていちるです！オリジナルで須永君寄りの逆ハーな物語が見れて最高過ぎます！！そしてツボ過ぎて悶えます！！逆バージョンでヒロインが須永君達がいる魁皇高校の文化祭に行くお話みてみたです！！←図々しくてすみません。 (2020年9月7日 16時) (レス) id: 9ef82d2bc4 (このIDを非表示/違反報告)
Kororin(プロフ) - とても面白くて須永くんのイメージができすぎてほんとに楽しいです！実生活でこんなこと出来ないから(悲しいヤツ)とてもとても楽しい！！！だいすきです。 (2020年9月2日 20時) (レス) id: bef0843d4e (このIDを非表示/違反報告)
來華(プロフ) - kpoploverさん» 初コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです、ありがとうございます(;_;)これからもこの小説をよろしくお願いします(*´`) (2020年6月16日 22時) (レス) id: 708b7dad9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：來華 | 作成日時：2020年6月15日 22時
