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いつもの通り、精華の校門でAを待つ。
今日は、諏訪のあの件があるから少しだけソワソワする。
「賢くんお待たせ！！」
そう考えてるうちに、Aが小走りでこちらにやってきた。
「ん、お疲れ。」
「賢くんもお疲れ様っ」
Aの隣に並び、手を握り歩き出す。
「なぁ、A」
歩きながら名前を呼ぶと、ん？と俺を見上げる。
「俺、ほんとに文化祭行っていいの？」
「………うん。」
「なんだよその間は(笑)嫌なら、俺ほんとに大丈夫だから。無理すんなよ？」
「嫌じゃない！！……けど」
「けど？」
「賢くんが、他の子に声とか掛けられたらやだ…」
諏訪とのLINEで理由は知ってたけど、いざ本人に言われるとだいぶくる。
やべぇ、めっちゃかわいい。
「俺、A以外興味ねーよ？」
「それでも嫌なの…」
でも賢くんに文化祭来てほしいし、と小さく呟くA。
「絶対に他の子に揺らいだりしないでね…」
付き合ってもうすぐ1年半になろうというのに、Aは未だに不安になるようで。
クリッとした大きな瞳を、不安げに揺らしながら俺を見上げる。
「それは絶対大丈夫だな。Aには伝わってない？」
俺がどれだけAを想ってるか…、耳元に唇を寄せてわざと息を吹き掛けるように囁く。
Aが耳が弱い事など知り尽くしているので、ビクッとさせながら顔を真っ赤にする。
「それはずるいよ…」
「A、ほんと可愛いよな」
「なぁに急に」
「いや、急じゃねーよ。ずっと思ってる」
「な、んなの今日は…甘々すぎ」
普段もわりと素直に口にしてはいるけど
今日はいつも以上に甘いことを言ってみると、少し戸惑いを見せるA。
「いーや。改めて好きだなぁと思って」
「もう、恥ずかしいよ…っ」
Aは、繋いでない方の手で顔を覆う。
「Aは？言ってくれないの？」
「そんなの…大好きに決まってるじゃん」
さっきまで照れまくってたのに、真っ直ぐに俺を見上げて真剣な顔で言うA。
こういうところ、ほんと好きだわ。
「ん…俺も」
俺、Aと付き合えて良かった。
幸せを噛み締めるように、Aの手を握り直す。
文化祭たのしみだなぁ。
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來華(プロフ) - いちるさん» コメントありがとうございます！魁皇での文化祭はいずれ書く予定なので、しばらくお待ちください(*´`)そういったご意見を頂けるのはとても嬉しいので、これからもよろしくお願いします！ (2020年9月16日 22時) (
レス) id: 708b7dad9e (このIDを非表示/違反報告)
來華(プロフ) - Kororinさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえると、とても嬉しいです！これからも頑張りますので、この小説をよろしくお願いします(*´`) (2020年9月16日 22時) (レス) id: 708b7dad9e (このIDを非表示/違反報告)
いちる - 初めましていちるです！オリジナルで須永君寄りの逆ハーな物語が見れて最高過ぎます！！そしてツボ過ぎて悶えます！！逆バージョンでヒロインが須永君達がいる魁皇高校の文化祭に行くお話みてみたです！！←図々しくてすみません。 (2020年9月7日 16時) (レス) id: 9ef82d2bc4 (このIDを非表示/違反報告)
Kororin(プロフ) - とても面白くて須永くんのイメージができすぎてほんとに楽しいです！実生活でこんなこと出来ないから(悲しいヤツ)とてもとても楽しい！！！だいすきです。 (2020年9月2日 20時) (レス) id: bef0843d4e (このIDを非表示/違反報告)
來華(プロフ) - kpoploverさん» 初コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです、ありがとうございます(;_;)これからもこの小説をよろしくお願いします(*´`) (2020年6月16日 22時) (レス) id: 708b7dad9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：來華 | 作成日時：2020年6月15日 22時
