引退したら、大変だった件について＿＿＿＿2

㉖ ページ26

洞窟の中に入り、急いでレオリオのところまで向かった。


片手に火を灯しながら、走る。


すると、1点の光が見えた……


(ゴン｢レオリオ！｣


あともう少しで、レオリオの所だ！と思い、スピードを上げると、


『｢｢ﾅｯ!!!!!!｣｣』


明るくなった部屋にレオリオが所々血だらけで倒れていた。


そして、そのすぐ側には蛇の死骸が、


(ゴン｢レオリオ！｣


ゴンが名前を呼びながら駆け寄る…


私とクラピカもすぐに駆け寄った。


(レオ｢馬鹿野郎…なんで、入って…きやがった｣


顔色がすごく悪い状態で話しかけてきた


全身に噛まれた後、そして、蛇の死骸を見る限り、



＿＿＿＿これは、『毒だ』


そう判断した私は、


『んな事は、どうでもいいから喋んな！』


と、叫ぶ、


(ゴン｢チチハブの一種で1匹の毒はそんなに強くないと思う。

だけど、噛まれた数が多すぎる！｣


そう言って、噛まれた後の毒を吸い取る。


私も炎を青色にして、レオリオに当てる。


(レオ｢やめろ…口中に傷や虫歯があったら、｣


(ゴン｢心配いらない！｣と言って綺麗な歯を見せる


(クラ｢レオリオ！血清は？｣


(レオ｢あった…せめてお前らだけでも、

助けられたのに…｣と言って倒れる…


(ゴン｢レオリオ？！｣


『ﾁｯ』


その様子を見て、舌打ちをする。


青い炎じゃあ、毒の回復は無理では無いが、

今の状態じゃあ間に合わない!!!!!!


(クラ｢とにかく！止血を！｣


『｢うん｣』


レオリオを仰向けにし、止血をする…


(クラ｢……これで良し、｣


(ゴン｢早く医者に見せないと…｣


その横で青い炎を付けながら、｢運ぼう！｣と言い、レオリオを持ち上げると、女の子の声がした


(？｢やめた方がいいわよ…｣


足を止め、後ろを振り返る…


こいつが、ポンズ…？


隅で座ってる女の子がいた……


(ポン｢ここからは出られないわ…｣


(クラ｢どういうことだ…｣


ポンズは、目を閉じながら答える…


(ポン｢1度入ったものが出ようとすると…｣


と言うと、ｻﾞﾜｻﾞﾜと音が聞こえながら、


(ポン｢蛇が襲ってくる仕掛け…｣


大量の蛇が降りてきた…


その様子に固まるゴンとクラピカ…


(ポン｢それが、蛇使いバーゴンの罠…

噛まれたら最後、彼のように動くことさえ出来なくなる。

……いずれ死ぬ｣


ポンズの目は本気の目だった。

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