好きだよ、レオくん４【佐野玲於】

いい知らせ ページ6

Your side



［大事な話ある。18時にお前ん家］

玲於くんから来たメール。
こんなことがあったから忘れてたけど、
お皿洗いをしててふと思い出した。


｢なんだったの？｣

｢1回こっちきて｣


手を引かれるまま、リビングの椅子に座らせれた。
目の前には真剣な表情で座る玲於くん。
思わず背筋が伸びた。


｢いい知らせと、悪い知らせ。どっちからがいい？｣

｢…悪い知らせ｣

｢俺、来週の月曜日から仕事で海外行く｣

｢え、何日間？｣

｢5日｣

｢…長い｣

｢すぐだよ｣

｢……長いよ…｣



凹む私を見て、
なぜかニヤニヤと笑っている玲於くん。

すごく、気味が悪い。


｢いい知らせは？｣

｢Aがジェネの専属に戻れることになった。｣

｢…夢？｣

｢いや、現実｣

｢いやだって…難しいかもって言ってたじゃん…｣

｢俺の力。｣

｢ふふっ何それ｣

｢嬉しい？｣

｢すっごく、玲於くんいなくなちゃうのが大丈夫に
なるくらい嬉しい。｣

｢…それは落ち込む｣

ダブル→←存在

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