好きだよ、レオくん３【佐野玲於】

素直なキモチ ページ30

Reo side



フワフワして、現実味がない感じで
そのまま現場入り。

他のメンバーがわちゃわちゃしてるのを
軽く耳に挟みながら返信考えて、

ハナさんに髪の毛やってもらってる今も、
ずっと返信考えてる。




「ねぇスマホばっか見てないで。
前向いてくれないと、セット難しい。」

「はいはい…すみません、」

「…で、Aちゃんから何だって…？」


みんなに聞こえないようにコソッと
耳元でそんなことを言われる。


「いや… Aなんて言ってないけど」

「玲於の顔見ればわかるの。にやけすぎです」

「…2日後会おうって」

「嘘！ほんと？え、私も行きたい」

「ダメに決まってるじゃないすか」



えぇーなんて文句言いながら、俺の前髪いじって
満足げに微笑んだハナさん。

なんか…Aもそうだったなって。

ジェネの専属抜けてから、
ヘアセットなんてしてもらわなかった。



「まぁ一つアドバイス」

「…はい」

「素直な気持ちになること。以上！」

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