好きだよ、レオくん【佐野玲於】

気づかないって ページ19

Reo side



龍友「え、香水あげたん？」


「一年に一回だし…いつもお世話になってるし」



次の日、Aはまだきていなかった。

最近あいつ遅刻多くない？
俺の周りにもひっついてこないし、好きってあんまり言わないし。調子狂うんだけど。




「なんの話してんの」


涼太「Aのプレゼント」


「え、あいつ誕生日もうすぐなの？」


隼「もうすぐもなにも、昨日だよ」




なに言っちゃってんの、みたいな目で見られる。
いや…逆になんで知ってんの。

香水？誕生日に香水？

それ彼氏じゃん、仕事仲間の異性があげるものじゃ
ないでしょ。絶対。



　

龍友「昨日あったやろ、Aに」


「いや…あ、会ったわ」



事務所の受付で、あいつ確かぼーっと座ってたわ。
ハナさん待ってるって。




涼太「結構遅くまで玲於のこと待ってたよね、
送ってあげたんじゃないの？」



は？俺のことを待ってた？

違う、ハナさんのこと待ってるって…




「昨日、ホノカと一緒にいたから送ってない。

待ってるって、ハナさんのことじゃなくて？」



裕太「それ…A遠慮したんやろ。
知ってるんか？Aはホノカのこと

なんの関係もないって、幼なじみってこと」


「知らない…と思うけど、」


裕太「傷つくやろ、それ

昨日、玲於に会いたいって遅くまで待ってたんやで」

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