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卒業式
「ん、んん…」
朝、か
もうにいちゃんに起こされんでも起きれるようになったわ
「おはよう」
「おはよ、信乃」
「にいちゃんは今日座ってて」
「別にええよ」
「ダメ
今日の主役やし
それに、私がやりたいんやからええやろ？」
「じゃあ、気持ちに甘えるな」
「任せておき」
「作り終わったわ」
「案外早かったな」
「マネージャーやったからかいな
そのおかげで色々できるようになった気いするわ」
「かもな
信乃が楽しそうで嬉しいわ」
「私も、にいちゃんがバレー楽しそうにやってたの見れてホンマによかったわ」
「学校行くか」
「せやな
もう時間もあれやし」
「「行ってきます」」
「「お、おはようございます！」」
「おお、ちょうどやな」
「何で皆集まっとるん？」
「偶然そこで会ったんよ」
「最後だし良いんじゃない？」
「最後とかいうな角名！」
「泣いてまうやろ！」
「大げさじゃない？」
「これから、寂しくなるなあ」
「信乃…？」
「ん？
どうしたん？」
「寂しいと思っとったんか！？」
「いや、今まで３年生らにお世話なっとったから
それが一気になくなったら寂しくなるなあ思て」
「毎日来るからな！」
「毎日はやめておき」
「公式試合は何があっても見に行くからな！」
「じゃあ、もっと頑張らへんとな！」
卒業式後
「じゃあ主将、何か言い」
「はあ！？
無茶振りすんなや」
「早よ言い」
「今まで俺らの面倒見てもろてありがとうございました」
『ありがとうございました』
「おう！
頑張れよ！」
「応援しとるからな」
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作者名：いちご | 作成日時：2023年11月30日 19時
