検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:6,276 hit

かばん等から出さないようにしてください。 ページ4

階段を下りて、部屋を進んで。
クレヨンで描かれたsketchbookを歩いて。
私たちはおもちゃ箱の部屋に来ていた。

「結構深そうだね」
「そうね…底が見えないわ」

「じゃあ、落ちてみる?」
「え?」

暗い暗いおもちゃ箱の中を、まっさかさま。
からだを打ちつけて、底だとわかる。
バラを見つけ、枚数が減っていないことにほっとする。
イヴちゃん、大丈夫だろうか。

歩き回って、イヴちゃんとギャリーを見つける。
かなり広い底だ。
「はいギャリー。バラ、落としてた」
「ありがとう、A。イヴもちゃんと、バラ持ってる?」
「…無いの」
「え。……とりあえず、探そう?」
「そうね。3人で探しましょうか。そっちの方がはやいし」

みんなでバラを探していると。

「ギャリー、イヴちゃん。こっちおいで」
「見つけたの?って…。」
「メアリー」

メアリーがいつの間にか、底にいた。
「メアリー、イヴちゃんのバラをイヴちゃんに返しなさい」
「いくらAがそうやって言っても、いやだよ。
あのね、イヴ。私ね、赤が好き。でもね、青はもっともっと好き。
だから、ギャリーのバラ、ちょうだい?」

イヴちゃんがギャリーを見上げる。
ギャリーは青いバラをメアリーに手渡し、イヴちゃんの赤いバラを受け取る。
「はい。もう無くしちゃだめよ?」

メアリーはいつの間にかどこかに行ってしまったみたいで。
カタン、と音のした方を振り返ると、
青い人形がこちらに向かってきていた。
「ギャリー、イヴちゃん!早くこっち!」
「イヴ、ちょっと我慢してね?」
ギャリーがイヴちゃんを抱きかかえ、走る。
打ちつけた痛みがまだ残っているのか、体が痛かった。

万年筆の使用は→←ライター等お持ちの方は、


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:Ib , 短編
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

莉莉(CV:霧崎沙流)(プロフ) - 三宮にこ.さん» ご指摘ありがとうございます、すみませんでした。うっかり外すのを忘れていました。本当にすみませんでした。 (2015年8月20日 18時) (レス) id: 212878b2bc (このIDを非表示/違反報告)
波奈(プロフ) - 面白いですね。更新待ってます!応援してます (2015年8月20日 13時) (レス) id: cbbfcd8a4d (このIDを非表示/違反報告)
三宮にこ.(プロフ) - ib関係ですのでオリジナルフラグを外してください。違反者にされますよ?? (2015年8月20日 0時) (レス) id: adf42dfd10 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:霧崎 沙流 | 作成日時:2015年8月20日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。