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また、火気厳禁となっています。 ページ2

いろんな部屋を進んで、メアリーという少女に会った。
メアリーはとても可愛くて、バラは黄色。
こんな妹が欲しかったな、とメアリーの頭を撫でる。
照れながら笑うしぐさが、本当に可愛い。

「ふふ、なでなで嬉しいなー」
「それは良かった」

部屋を進み、とびらを開ける。
そこには――
赤い目をした青い人形がいた。
思わずギャリーの手を握ってしまった。

「なんだか…怖い」
「さっさと出ましょ、イヴ。見られているみたいで、気持ちが悪いわ」
「えー、可愛いと思うけど…ねぇ、イヴはどう思う?」
「……撫でたい」
「まあ、人の感性はそれぞれだもんね。」

気味の悪い部屋を出て、もう一つの部屋に向かう途中。

「音が…?」
「!危ない!!」

絵画から聞こえてきた音は、石のつるが伸びる音だったようで。
メアリーとイヴ、ギャリーと私の2組に分けられてしまった。

メアリーたちはカギをもって、奥に進んでいった。
私たちはメアリーたちが帰ってくるまで、ひとまず待機。


かなり時間がたったが、メアリーたちが戻ってくる気配はない。
ギャリーが二人の名前を呼ぶも、応答はなく。

「ギャリー。怖いけどさ、道は一つしかないよね」
「そうね。正直アタシはもう入りたくないんだけど」
「あの二人も頑張ってるんなら、私たちも頑張らなきゃ…!」

とびらを開けて、気味の悪い部屋に入る。
「う…怖い」
あの赤い目に吸い込まれそうで、怖い。
そんななか、ギャリーが通路を見つける。

通路のとびらの前で、私はもう涙目だった。
青い人形がついてくるのだ。
今度はとびらの前に立ちふさがっている。

「もういいかげんにして!」
ギャリーが人形を蹴りあげようとした、そのとき。
私はなんだかとても怖くなって、人形を取り上げた。
「え…A……?」
「ごめん、なんだかとても怖くって。横にずらしておこう?」
「……そうね、アタシも大人げなかったわ」

とびらを開け、部屋に入る。
そのまま部屋を進んで、広い部屋にたどり着いた。
なんとか絵の具玉も最後の一つ以外、集め終わった。
最後の一つはきっと、あの部屋の中だ。
ついさっき、青い人形が入っていった。

「ギャリー、行こう」
「ええ。」

ドアノブを回し、部屋に入った。

ライター等お持ちの方は、→←美術館ではお静かに。


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莉莉(CV:霧崎沙流)(プロフ) - 三宮にこ.さん» ご指摘ありがとうございます、すみませんでした。うっかり外すのを忘れていました。本当にすみませんでした。 (2015年8月20日 18時) (レス) id: 212878b2bc (このIDを非表示/違反報告)
波奈(プロフ) - 面白いですね。更新待ってます!応援してます (2015年8月20日 13時) (レス) id: cbbfcd8a4d (このIDを非表示/違反報告)
三宮にこ.(プロフ) - ib関係ですのでオリジナルフラグを外してください。違反者にされますよ?? (2015年8月20日 0時) (レス) id: adf42dfd10 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霧崎 沙流 | 作成日時:2015年8月20日 0時

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