お弁当とダンスお届けに参りました。Part2

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A「本当にすみません。もうすぐ到着すると思いますので！」

「困るよ〜。収録始まっちゃうんだけど。」

壮五「本当にすみません。」



冠番組降板から一夜明け、今日は夕方からMEZZO"の生放送番組...のはずなのだが、どういう訳か環が現場に現れない
壮五さんは朝から仕事だったから、私が付き添い現地集合する手筈だったのに

電話にも出ないし、ラビチャに既読もついていない
事故とかしてないよね
延々に鳴り続ける発信音に焦りと多少の苛立ちを覚える

スタッフはさっきからカンカンに怒ってるし、2人してずっと謝り続けている


結局環は時間になっても現れず、来たのは収録が終わった後だった



環「そーちゃん！(人2)！ほんっとごめん！反省してます！ごめんなさい！！」



慌てて謝る環を無視し、壮五さんは楽屋に戻って行った
無視というより、ショックを受けていたと言って方がいいような表情に近かったきがする
いや、それよりも...



A「あんたって奴は！！何やってるのよ！！」

環「ぅっ...。」

A「仕事すっぽかして！みんなに迷惑かけて！自分がしたこと分かってるの！？」

環「ごめんなさい...。」

A「声が小さい！あと、私じゃなくてみんなに謝りなさい！」

環「ご、ごめんなさい！！」

A「...本当にすみません。うちのアイドルがご迷惑かけました。今後このようなことがないよう厳しく...。」

「当たり前だ！お前らの代わりなんていくらでもいるんだからな！！」



そこからまた20分程度こっぴどく怒られ、事務所に戻る
帰りの車内はひたすら無言で、テレビの音声だけが静かに流れていた
壮五さんだけ少し様子がおかしかったから、先に寮に送り届け、事務所に帰ると、紡は電話越しにかれこれ30分くらい謝っていると三月さんから聞いた

とすると、私が連絡を入れてからずっと謝ってるのか



大和「で、何が原因で遅刻したんだ？場合によっちゃ無罪もありえる。」

環「女の子に声かけられた。」

全員「有罪。」

ナギ「仕事中に女性に気を取られるなんて！oh...！嘆かわしいです！タマキ、最低のアイドルです！」

三月「今の台詞、録音しといていいか？」



それな。ナギ、ブーメランになってるぞ
ってそうじゃなくて！女の子に気を取られるなんて！
思春期男子だからって弛んどるわ！！
というか、仕事の時は仕事優先にしなさい！

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