Story390 ページ20
NO サイド
クロゥが出ていき少し経つとローの部屋の扉が勢いよく開く
ソーマ「ロー!!目ぇ覚めたんやってな!?
なぁクロゥ大丈夫かな!!?今んとこ何も無さそうやけど…無理してないよな!?」
来て早々騒がしくするソーマをローは睨む
ロー「俊足屋、クロゥには普通に接しろと言ったハズだ」
ソーマ「わかってるって!おれめっちゃ普通に接したで!」
そう言いグッと親指を立てる
ローは改めてソーマを睨んだ
ロー「クロゥがお前の態度に違和感を感じていた
思い出してみろ、不自然な態度をとっただろ」
ソーマは顎に手を当てクロゥが帰ってきた時の自分の行動を思い出す
『クロゥ!大丈夫か!?ストレスとか溜まったやろ!?体に障るからちゃんとストレスとか発散するんやで?
それと、ちゃんと休まなアカンで?疲れが残ってたら蓄積して大変な事なるからな!?』
ソーマ(普通やんな?別に不自然やないと思うねんけどなぁ)
ソーマ「ちょっと心配しただけやで」
ロー(…クロゥの勘が良すぎるだけだったのか?)
ロー「ならいいが…」
ローは少し腑に落ちない顔をした
ソーマ「クロゥ、いつ言うつもりなんかな」
ロー「さぁな…ただおれ達が問い詰めて聞くよりアイツが自然に言うのをまった方がいいだろ」
そう言いローは点滴の針を外すと窓から外を見る
クロゥはローが彫られた記号を見た時
いつか話すそれまで待っててほしい…と、そう言った
ローはそれまで待っているつもりだ
ソーマ「押してダメたら引いてみろっちゅーやつやな?
せやけど…クロゥの余命をわかってて、悠長には待ってられんわ…
おれは本音ゆーたら早く聞きたい
クロゥが言ってくれへん理由が
おれらの信頼度が足りへんのかなぁってネガティブな事考えてまうわ」
ソーマは目を附せた
その様子を横目で見ていたローが口を開く
ロー「信頼してるからこそ、言えねぇ事だってあるんじゃねぇのか」
ソーマにも少しローの言いたい事がわかった
ソーマ「信頼してるからゆーて、何でも話せるモンちゃうしな
言ったら相手を傷つける事もあるし、そりゃ何でも言えんわ」
吹っ切れたようにソーマは笑った
「ゲホッ…!!っあぁ!…ゴホッ
ハァ、ハァ…っ!!!」
嫌な汗がクロゥの体を伝う
心臓が張り裂けそうな苦しみの中
クロゥは自分の過去を怨んだ
鉄の味がする口内
ギリッと歯を食い縛る
「あぁ…なんでこうなるんだろうな…」
血と共に吐いた白い菱形の物体をクロゥは睨んだ
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みんび - リクエストいいですか? (2016年6月26日 21時) (レス) id: 66b552d612 (このIDを非表示/違反報告)
ラプンツェル - うわぁぁぁ!もう終わりが近づいてるー!!誰にも死んでほしくないよ〜!ヤバイもうドキドキと不安が混ざってる〜!!応援してます!最後まで頑張って!! (2016年3月25日 8時) (レス) id: 12c8993ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - クライマックスすごいドキドキです!頑張ってください!応援してます! (2016年3月24日 23時) (レス) id: ac411ece2b (このIDを非表示/違反報告)
真夜(プロフ) - うわあぁ!遂にクライマックス!!ドキドキわくわくです(´Д⊂頑張って下さい!!! (2016年3月24日 22時) (レス) id: 92cdb18832 (このIDを非表示/違反報告)
panda(プロフ) - おおおおおおお、、、遂にクライマックスですかー(つД`)ノ寂しいわ囧rz がんばってくださいっ (2016年3月24日 22時) (レス) id: a943cde0dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RYU. | 作成日時:2015年12月7日 23時