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Story389 ページ18

ロー サイド


「そう言えば…帰ってきてソーマに会ったら妙に余所余所しかった
かと思えばいきなり心配してきてな

何かあったのか?」

ロー「いや、心当たりはねぇな…」

俊足屋にはちゃんとクロゥの余命の事は誰にも話すなと口止めしておいた

だが、そんな態度を取ったらバレるだろ…!?

「…馬鹿のする事はよくわからねぇな」

ロー「あぁそうだな」

「ソーマは馬鹿でも野性の勘がよく働くからな
アイツには隠し事は出来なさそうだ…」

確かに…俊足屋はクロゥの異常をおれよりも早く、事細かく気づいていた

理論で動くよりも勘の方が的確なのかもしれねぇな



「なぁクロゥ…」

おれが声を掛けると横目でクロゥはおれを見る

「なんだ?」

コイツになら話してもいいだろうか

コイツなら理解してくれるだろうか

ロー「自分の為に人が死ぬ事をどう思う…

ソイツの死は無駄死になのか?」

クロゥは少し目を細めておれを見た

「それが、今の自分に繋がる道を創る為の死なら…無駄じゃない」

そう言い床へと視線を落とす

ロー「悪い夢を見た…

おれの為に撃たれて人が倒れた

雪に…血が染み込んでいったんだ」

その先はわからねぇが、きっとあの人は死ぬそう感じた


「ロー、それはきっと…ローの失った記憶の中にいる大切な人だ

だから夢に出てきたんじゃねぇのか?」

あのガキをおれとするなら、おれは失った記憶の思い出を第三者として見ていたのか?

ロー「なら、黒い狼もか…?」

「…黒い、狼?」

少し歯切れの悪い言葉が返ってくる

ロー「黒い狼が雪の中で寄り添ってた」

「それはただの獣だろ
ローが思い出すべきはその撃たれた人物だ

ローの為に撃たれたんなら思い出してやらねぇとソイツもきっと浮かばれないぞ?」

そう言い立ち上がり部屋を出て行った




何故、クロゥはおれの夢に出てきた登場人物を知っている?

あの言い方じゃ黒い狼が寄り添っていたのはガキのおれだとわかってる言い方だ

何故、黒い狼が何の意味もないと言い切れるんだ?

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設定タグ:ONEPIECE , トラファルガー・ロー , RYU.   
作品ジャンル:アニメ
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みんび - リクエストいいですか? (2016年6月26日 21時) (レス) id: 66b552d612 (このIDを非表示/違反報告)
ラプンツェル - うわぁぁぁ!もう終わりが近づいてるー!!誰にも死んでほしくないよ〜!ヤバイもうドキドキと不安が混ざってる〜!!応援してます!最後まで頑張って!! (2016年3月25日 8時) (レス) id: 12c8993ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - クライマックスすごいドキドキです!頑張ってください!応援してます! (2016年3月24日 23時) (レス) id: ac411ece2b (このIDを非表示/違反報告)
真夜(プロフ) - うわあぁ!遂にクライマックス!!ドキドキわくわくです(´Д⊂頑張って下さい!!! (2016年3月24日 22時) (レス) id: 92cdb18832 (このIDを非表示/違反報告)
panda(プロフ) - おおおおおおお、、、遂にクライマックスですかー(つД`)ノ寂しいわ囧rz がんばってくださいっ (2016年3月24日 22時) (レス) id: a943cde0dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RYU. | 作成日時:2015年12月7日 23時

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