金色の瞳に誘われて~漆黒の翼~ 第九章

Story384 ページ13

NO サイド


〜ドレスローザ 王宮スートの間〜


トレーボル、ピーカ、ディアマンテはクラブ、スペード、ダイヤの席に座っていた

ドフラミンゴは窓辺に座っている

その横にはクロゥが立っていた

ﾄﾚ「んねー!!クロゥ、どーいう事か説明しろよー!?」

ﾋﾟｰｶ「それなりの理由があるんだろな!?」

ディアマンテは新聞を取り出すと、新聞のトップを飾る紙面を見せた

『ノースで害獣事件?獣に腹わたを食い千切られた遺体が次々と発見される!!』

ﾃﾞｨｱ「これはお前だろ、全部同じ殺し方だ
共通してんのは殺し方だけじゃねぇ、コイツら全員…表向きはこうだが


裏でウチと取り引きしてる奴らじゃねぇか」

殺された者は全員ドンキホーテファミリーの取り引き相手だったのだ

取り引きを知るのはファミリーの中でも最高幹部だけ

殺し方から動物変身能力をもつクロゥが犯人だと断定された

クロゥは間違いなく犯人

その事を問い詰められると、電伝虫がかかってきた時からわかっていた

ﾃﾞｨｱ「それも大物ばかり…ファミリーを潰す気かぁ?」

ギロリとディアマンテはクロゥを睨みつける

クロゥは顔色ひとつ変えず冷静な目で見返す


今まで黙っていたドフラミンゴが口を開いた

ﾄﾞﾌ「言い訳があるなら言え、今なら聞いてやる」

額を押さえながら隣にいるクロゥを見る

「…言い訳をするとするなら

ドフィの自分への信頼を過信しすぎていた」

表情を変えずにクロゥはそう言い放った

「殺した奴らは全員、個人で繋がっていた

内密にある話が進みそれが実行される寸前だった」

ﾄﾞﾌ「ある話…?」

ドフラミンゴはクロゥの言葉に眉間に皺を寄せる


「裏切り…ドンキホーテファミリーにとって都合の悪い情報を集めて政府に突き出し、政府から情報料を奴らは貰う気だった

止めるのが先と考え全員殺した
信頼があれば説明するればわかってもらえると思って」

そう言いポケットから手紙を一枚出し、ドフラミンゴにそれを渡す

「主犯の奴が共犯者に送った手紙だ」

ﾄﾞﾌ「フフッならいい、よくやった」

ドフラミンゴはフードの上からクロゥの頭を優しく撫でた

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