Story436 ページ24
A サイド
これでよかったんだ…
ガクリと膝から崩れ落ちる
息は荒い
ただでさえ弱っている体を酷使し、オペオペの実の能力を時間と体力が許す限り大きく張った
きっと小舟はこの島の沖から離れ、大きな海流に乗っているだろう
「ふふ、はははは!!
やったよコラソン、ローを私が自由にしたんだ…!!」
床に寝転がり拳を天井へと突き上げた
これでローはもう自由なんだ…
よかった、嬉しい
なのに涙はとめどなく流れる
『自由の気持ちに正直になれよ』
「っ!…離れたくなかった…!!!
…一緒に生きたかった」
なんでこんなにも早く死ななければいけないの!?
なんで自分がこんな力のせいで死なないといけないの!?
そんな感情が今更ながら溢れてくる
「死にたくないっ…!!!」
悲痛な叫びが部屋にこだまする
涙は止まらない
「何を泣いてんだ?A」
その声にAは顔を向ける
「…ドフィ」
窓辺に立つドフラミンゴはゆっくりと
Aに近づく
ﾄﾞﾌ「初めて見たなァ、お前の涙」
上半身だけ起こすとスッと顎をすくわれる
ﾄﾞﾌ「戦闘の痕跡があるが…派手に遊んで泣かされたのか?
ここには誰の気配もねぇな、奴らは…ローは何処だ…?!」
いつものように優しく聞いてるんじゃない
裏切りがバレてる
彼の額に青筋が走った
ﾄﾞﾌ「お前も、裏切るのかA!?」
「…裏切ってない
だって私、始めから
"そっち側"じゃなかった、心はコラソンと同じ
ねぇドフィ、これ以上不毛な会話は必要ないでしょ?」
あなたは今、愛した女に裏切られて絶望的な顔してる
「ローは私が逃がした」
その言葉を言った瞬間、首を掴まれ壁に押し付けられる
「っ!」
ﾄﾞﾌ「何処へ逃がした…!!?」
ギリギリと首絞められる
「…っさぁ?」
笑いながらそう言う私にドフィは苛立ちを隠せていない
「ねぇどうやって逃がしたと思う?」
ﾄﾞﾌ「まだそんな口を聞くのか」
だってもう何も怖くない
死ぬってわかってるから、それが早いか遅いかの違い
時間は稼ぐ
どうか遠くへ、遠くへ進んで
「私も…オペオペの実の能力者だって言ったら…?」
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夜蝶-ﾔﾁﾙ- - ロー、と…結ばれなかった…。とても泣けました。夢主ちゃん、何故、人体実験なんてされないといけなかったの…？そんな事さえされなければ本当の寿命が来るまで生きれたのに……政府は正義じゃない、海賊の中にも正義はあるはず…人体実験なんて、していいはずないのに (2018年5月5日 22時) (
レス) id: 3344530ea6 (このIDを非表示/違反報告)
鬼狂 - ものすごく面白かったです!!とても感動しました！何回か泣いてしまいました…… (2017年5月30日 22時) (レス) id: 582303d8c6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 多分2.3回位泣きました… (2016年11月14日 7時) (レス) id: 92d9b03921 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - とっても面白かったです！ 感動しました！ (2016年11月13日 20時) (レス) id: 92d9b03921 (このIDを非表示/違反報告)
Plum - ロー落ちの話を書いてください！ できれば、トリップ無しのルフィ達の義兄弟設定でお願いします！！ 無理にとは言いません。 注文が多いかも知れませんがお願いします。 (2016年10月2日 21時) (レス) id: 3a47bd74a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブラックパンサー | 作成日時：2016年3月25日 1時
