疑似恋愛カップルの日常【実話】 (ページ4)

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3. 寝る子は育つはずページ4

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教室に入って、一番向こう側から二番目の列の、後ろから二番目の席。
そこが、私の席。

まあまあだな。良しとしよう。

席の周りには、はじめましての人ばかりで知り合いなんて一人もいない。

隣はまだ来ていないが、名簿はさっき確認済みなので、
全く知らない人だということだけはわかっている。

とおりすがる顔見知りに適当に挨拶をして、さっさと席についた。

朝のSHRまで時間があるけど、とくに話す人はいないし、、

よし、寝るか。

このときから私は睡眠時間が乳幼児並みに長くなっていたので眠くて仕方がなかったのだ。

10分後に始まるSHRまで寝込みを決めた私は、初対面の隣の席の子に迷惑をかけることになる。

〜10分後〜

「全然起きないね、この子。名前なんだっけ、」
「えっと、、あくび？さん？だったようなきがする」
「これ、生きてる？」
「もう起こすよ？いい？」
「私達無理だから、ハナ頼んだ」
「りょーかい」

「お〜い、起きて〜SHRはじまるよ？あくびさーん」

そんな呼びかけにゆっくり引っ張られるように、徐々に意識が覚醒していく。

と、目の前に見知らぬ顔がドアップで写り込んでいた。

『、、え？なに？、、、え？だれ？(困惑)』

ハナ「はは、やっと起きた〜よく寝てたね！SHRはじまるから、起きたほうが良いよ」

『ありがとう、ございます、え、あの、だれ？なんで私の名前、知って』

「しー、始まるから後でね、」

先生「やっと起きたか。まずは、中学3年生になられた皆さん、
　進級、おめでとうございます。まずは自己紹介からいこうかな、それでは、、、」

そこでやっと、クラス全員から注目を浴びていたことに気づく。

新学期早々、注目を浴びることをやってしまった。。。
やらかしたわー、もう今年無理だわ。

悶々としているうちにあっという間に自分の番がやってきた。

先生に声をかけられてはっと意識を取り戻す。

『えっと、こんにちは、あくびです。去年も3組でした。趣味は音楽を聞くことで、
　
特技はどこでも3秒で寝られることです。
　
このクラスには友達がいないので、みなさん話しかけてくれると喜びます。』
　

そんなこんなでガイダンスが終わり、昼食の時間になった。

でも、周りの人たちと机を班にして食べるって、、

ちょいときつくないですか、先生、、恨む、、、

本日二人目を恨みながら、昼食を取ることになったのであった。

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