疑似恋愛カップルの日常【実話】 (ページ17)

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16.高校生はじめましたページ17

ついに、この日が来てしまった。

真新しい制服に身を包み、まだ冷たさの残る空気を胸いっぱいに吸い込んだ。

僕は、今日から高校1年生になる。

そう、ついに運命のクラス替えの日。

ハナと同じクラスになれるといいねってめちゃくちゃ言い合ったからな。

絶対同じクラスじゃないと学年主任許さねぇ。

『ゔぁあああああああ緊張する、、、、無理ぃ！！！！！！！』

ボカル「通学路でそんな大声出すな目立つうるさい」

『ひっど、、、今めっちゃ緊張してんの！ハナと同じクラスになりたいの！』

「長年の友人の前でそれ言うあんたも割とひでぇよ」

『だって正直ボカルは毎日会うやんか』

「それはそう」

軽く揉めながら学校に到着。

下駄箱のところに大きな人だかりができている。

「うわ！担任シマじゃん」
「あ！一緒！よろしく！」
「ムリムリ仲いい人おらんのだが」
「わあああああああああああああああああああい」

『人多っ』

ボ「ゆっくりでいいじゃん」

『そやね、じゃあクラスわかったら教室一緒に行こ』

「なんで」

『新しい環境怖い』

「野生動物か」

そういいながらもいいよって言ってくれるボカル、優しすぎる、、、

クラスは全部で５クラス。Aから順番に見ていく。

だいたい真ん中らへんなんだよなー、、、

『グレーなあくび、、、、グレーなあ、、、、、あっっっっっった！！！』

はやい。A組だった。

興奮を抑えながらハナの名前を探す。

どきどきしながら名簿を下へとたどっていくと、、、、、

『、、、、、、、、、、っっっっっっっっっっっっっっっっっっっしゃああああああああ！！』

ボカル「(チッ)るせぇ目立ってる早く行こ」

『目立っていい！全然いい！！！今年１年天国となることが確定した！！！！』

「はいはいハナちゃんと同じクラスなれてよかったねー」

『めっちゃうれしいまじ嬉しい運使い切ったわもう今日は家に帰ってもいい』

「はいはい静かに教室に行こうねー」

なんかデジャヴなやり取りをして、
舌打ちを隠さないヤンキーもといボカルに教室に連行されました。

そして教室に入るともうすでにそこには、、、

ハナ「あくびん！！！！！一緒だねエエエエエエエエエエエエエエエ！」

『ハナアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！』

ビッグハグ。感動の再会。

『まじ一生の運使い果たした』

ハナ「ははっ大げさだね笑」

よかった。今年１年安泰です。