4：「あんたら…野球部？」 ページ5
翌日
三時間目が終わり、四時間目との間の休み時間のことだ。
俺たちのクラスは、次の時間、体育で、体育館に向かっているところだった。
「今日の体育って一年と合同だろ？」
純がめんどくさそうにいった。
「うん、沢村達のクラスだよ」
「じゃあうるせーじゃん！」
「純もうるさいけどね」
「ははっ！弱！」
「それで昨日ユウマがさーオレの…」
「ねーナミカってさ〜彼氏いんの??」
「いや〜いないっ…」
急に静になり、生徒たちが廊下の真ん中に道を作った。
「なんだ？」
すると、開けられた道から堂々と(本人はいたって普通に歩いているだけかもしれないが)真ん中を歩く、
少し茶色がかった髪と、彼の両耳で怪しく光るピアスが特徴的だった。
どこかで見たことがあるが、思い出せない。
「なぁ、亮介、あいつヤバそうじゃねえか??」
珍しく純が少しながらビビってる。
「ヒビってんの？」
「そ、そうじゃねえけど！！」
でもまぁ、確かに…
どんなやつでも食って掛かりそうだよね…
「おい野球部二人っ、道開けといた方が身のためだぞ…っ!!」
小声で忠告したやつがいた。
「…野球部…？」
彼が反応した。
先ほど俺たちに忠告したやつは、
「ひぃっ…」
と言いながら逃げていった。
「あんたら…野球部？」
「…そうだよ」
「ふーん…オレ、機嫌結構良かったから、ラッキーだね
でも、今はちょっとな…」
「！？」
不適に笑うこいつの瞳はキレイな青色だったが…光がなかった…
「あっ！！A！！」
相変わらずのうるさい声が聞こえた。
「来てたんだな！！」
「…まぁ」
A…！？
成宮Aってこいつ…？
！！
どこかで見たことがあると思ったら…そういうことね…
「次体育だぞ!!早く着替えに行くぞ!!」
「は…？」
なにか文句を言いたそうな成宮だったが、沢村が有無を言わさず連れていった。
あんな怖そうなやつにあんなことできるのなんて、沢村しかいないよ…
さすがバカ
5：「つーか、お前が捕るの下手くそなのが悪いんだろ」→←3：「けど、あいつが野球部に戻ってきたら俺はあいつを認めるよ」
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くー(プロフ) - 希望さん» 感想本当にありがとうございます！読んでいただけですごく嬉しいです！ありがとうございます、更新がんばるのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年1月2日 1時) (
レス) id: ee305c7493 (このIDを非表示/違反報告)
希望(プロフ) - このお話面白いですね！続きがきになります！お話の中でも受験があると書いてありましたが、作者様のペースで更新頑張ってください！ (2016年12月29日 21時) (レス) id: f03acb2f00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くー | 作成日時：2016年6月14日 22時
