16：「俺はもうとっくにあんたの息子なんだよ!?」 ページ17
「あ…Aくん、お帰りなさい…((ﾆｺｯ」
笑顔ひきつってるんだけど…
声震えてるし…
「怪我…大丈夫？」
「…おぅ」
いまだに慣れねえわ…
「母さん…俺、野球したいんだ」
「！…そう…道具は、どうするの？」
「…中学のとき使ってたやつ使うよ」
新しいのがいいけど頼めねえもん。
「…そっか…ごめんね…ごめんなさい……」
「…っ…うっせぇな!!
俺はもうとっくにあんたの息子なんだよ!?
鳴みたいに普通に接してくれよ…っ！
…ﾁｯ…気分悪りぃ…」
…また、怒鳴っちまった…
この性格どうにかなんねえかな本当…
しょうがねえか…あの人の子供だかんな…
鳴の部屋と違って結構綺麗にされてる俺の部屋。
何気にきれい好きだからな俺。
…あ、寮に入るって言ってない…
とりあえず準備だけしておくか…
その後は適当に飯食ったり風呂入ったりで寝た。
.
次の日の朝リビングにいくと、やはり母さんの姿はなく
代わりに野球道具一式と、青道のスポバなどが揃って置いてあった。
全て新品だった…
「…本当、誰だよ…昨日のグローブといい…」
そこには寮で生活するのに必要なものも置いてあった。
「…誰だよ…まじで」
本当はウスウス気付いていた、
でも、認めたくなかったんだ…
そして最後に、
『寮費とかは気にすんな。思いっきり暴れてこい』
見覚えのある下手くそな字だった…
なんで今更…
『今までごめん。これから俺、野球に専念するからTVで見ててよ』
とその辺にあったメモ紙に書いて家を出た。
もうしばらく帰ってこないこの家。
帰るのはまた正月かな。
その時は有名になっててやっから
また今度な…
17：「成宮、お前本当に野球部入るのか…？」→←15：「盗られたりしたらいやだろ…高いんだぞグローブって」
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くー(プロフ) - 希望さん» 感想本当にありがとうございます！読んでいただけですごく嬉しいです！ありがとうございます、更新がんばるのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年1月2日 1時) (
レス) id: ee305c7493 (このIDを非表示/違反報告)
希望(プロフ) - このお話面白いですね！続きがきになります！お話の中でも受験があると書いてありましたが、作者様のペースで更新頑張ってください！ (2016年12月29日 21時) (レス) id: f03acb2f00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くー | 作成日時：2016年6月14日 22時
