*... I want you ...*【なにわ男子】

.* 25話 *. ページ25

あと西畑先輩と歩いてて思ったんだけどすっごい周りの女子から見られる




西畑先輩人気なのかな…それなのに私はあんな事されて恨まれそう…




そんなことを考えていれば購買のとこに着いた



人多い！

希に戦争だよ！なんて言われたけどほんとにそんな感じ…



前の学校ではこんなじゃなかったから吃驚した




西畑「何買うん？代わりに行ってこよか？」




人すごいから危ないやろうし、と心配してくれて代わり行こうとしてくれる西畑先輩



え、実は優しい…？




「申し訳ないので自分で行きます！」




西畑「そっか、気を付けてな」




……ハッ！これってもしかしたら西畑先輩から逃げられるのでは




優しそうに見えたけど初対面で人がいるとこであんなことしてきたからある意味怖い




人多いし西畑先輩スマホいじり始めたからいなくなってもバレないかもしれない




人混みに紛れつつ、パンを2つと飲み物を買えばササッと早歩きで教室のほうへ向かった




後ろを振り返っても西畑先輩の姿はない




ホッとして再び歩き出したら誰かに後ろから抱き着かれた




デジャヴ…！！




西畑「逃げても無駄やで？コソコソ去ってったの見えてたからなぁw」




バレてるじゃん



なのにすぐ追って来なかったなんて…


安心しきったときにくるなんてズルくない?!




「はは…っ、見えてたんですね〜逃げてすみません…なので離してください…」




西畑「じゃあ…」




くるりと私を回転させ、西畑先輩のほうを向く形になった


そのうえ、腰に手を回されて逃げられない状態に…



もうやだー…今度は何する気…




西畑「これ、付けて？」




「…えっ?!」




目の前に出されたのは赤色の星型のピンバッジ



私の襟元に付いてるものと色違い…ってことは




「西畑先輩、なにわ男子なんですか?!」




西畑「え?!知らんかったん?!」




「知らんかったです」




だって私、なにわ男子のメンバーが誰なのかは知らない


どおりで女子に見られるわけだ…




西畑「で、どうするん？付ける？付けない？」




そう言いながら私の首筋を人差し指で、すーっとなぞってきた




「ひぇ…っ」



西畑「ははっ、可愛い」





無理無理ほんと誰か助けて…！！




？「ちょっと?!大ちゃんこんなとこで何しとるん?!」



救世主がきた…？助かった…？

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