俺の彼女は青城の高嶺の花らしい。【岩泉一】

Lofty dream 13 ページ13

「はい、はじめ！これどうぞ〜」









と言って差し出してくれたのはA手作りのクッキーだった。









うわ、これ絶対に美味いやつだ…。









岩泉「いただきます。」









一つ口に入れるとほんのりと甘い香りが口全体に広がっていく。









岩泉「んめ……。めっちゃうめぇ！」









「ほんとに！？よかったァ…いつも食べてくれてありがとね、はじめ！」









岩泉「いつも作ってくれてありがとな、」









出来れば毎日食べてぇくらいなんだけど。









岩泉「てか、今日Aのお母さんは？」









「今日は夜遅くまで帰ってこないんだ……だから少し心細くて、はじめちゃん呼んだってのも、ある…。」









は、まてまてまて、ってことは今俺Aと二人きり！？









落ち着け、今までにも二人きりとかよくあった事じゃねーか。 焦ることはない、焦ることは…









「はじめちゃん？」









岩泉「は、はははははい！？」









「やっぱり、はじめちゃん緊張してるね。」









岩泉「んだよ…ワリーか…」









「ううん、私も緊張してるからさ、お互い様だなぁと思って！」









あぁ、A。なんでそんなに可愛いんだよ。









キスしたくなるだろ…ボケが。

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