【刀剣乱舞】乗っとりして愛されを通り越して依存されそう…！？ (ページ11)

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第７３話ページ11

【Yagen side】

薬研「っいち兄ィ！！！」

一期「！！……薬研！？何故ここに！？」

敵を倒しながら進んで行くといち兄の姿があった。傷だらけで、中傷……いや、重傷かもしれない。俺っちも人のことは言えんが……。

薬研「詳しいことは後だ！その前になんでこんなに遡行軍がいるんだ！？」

一期「わからない！だけど、時空に少し歪みが生じてるのだと思う……！」

時空に歪み……。本丸は大丈夫だろうか？いや、こっちを優先させなくちゃだな。

清光「薬研ッ！！！」

包丁「えっ！？いち兄がいる！！？」

五虎退「い、いち兄です……！！」

薬研「！旦那らも酷い傷だな……！？」

安定「敵の数が異常だからね。」

そう言いながら近づいてきた遡行軍を斬倒す大和守の旦那。旦那も相当な傷を負っている。この中で一番練度が高い大和守の旦那でさえここまでってことは、キツいかもしれないな……。

乱「いち兄ィ～！！」

一期「乱…！それに包丁、五虎退まで……！！」

清光「感動の再開のとこ悪いけど、敵来てるから後にしてもらえる？今は……この状況をなんとかしないと……！」

安定「ガハッ……！」

清光「安定ッ！！！！くっ……薬研たちはあっちの敵頼む！！」

薬研「了解した！！」

ワラワラと目を光らせて近付いてくる奴等。数が多すぎてクラクラしてくるぜ……。

薬研「正念場だな……ッ」

皆はほぼ重傷。それに対してこの敵の量。酷い有り様だぜ……！！

一期「薬研ッッ！！！！！後ろッッ！！！」

乱「薬研ーーッ！！！！！」

後ろを振り返ると大太刀が刀を振りかぶっていた。嗚呼、俺っちはここで終わるのかな……

　

　

　

人もをし

人もうらめし

あぢきなく

世を思ふゆえに

物思ふ身は

...それは、暗かった森にパッと光が差し込んだ瞬間だった。