合宿開始 ページ41
5月2日。
ついに合宿の日がやってきた。
「――揃ってんな。4日後には音駒と練習試合。終わればすぐにIH予選がやってくる。時間はない。でもお前らは穴だらけだ。勝つためにやることは一つ」
「練習、練習、練習。」
「げろ吐いてもボールは拾え。」
「「「オス!!!」」」
烏養コーチになぜか中学校時代の話が伝わり、私もアドバイスや教えることができそうなことがもしあれば教えてやってくれとコーチに頼まれた。
それに加えてマネージャーの仕事も潔子先輩に聞く限りなかなか大変そうだった。
先輩は無理しなくていいよと言ってくれたけど先輩の言葉に甘えるわけにもいかない。
…私も頑張らないと。
―――――
『ええ!潔子先輩帰っちゃうんですか!?』
先輩と一緒にみんなの夕ご飯を作っているときに清子先輩からこれを作り終わったら家に帰ると言われた。
「うん。家が近いから帰るんだ。でも今年はAちゃんがいたから一緒に泊まりたかったな」
『…!先輩!』
「どうしたの?」
『東京で一緒に泊まりましょう…!』
私の意図を汲み取ったのかそう言うと先輩はニヤッと笑って
「うん。泊まろうね」
と言ってくれた。
「音駒との練習試合楽しみだね」
『ですね!』
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しあん(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます!うれしいです!なるべく早く更新できるように頑張ります! (3月21日 23時) (レス) id: ae9da4da0a (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (3月21日 20時) (レス) @page17 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しあん | 作成日時:2024年3月10日 20時