検索窓
今日:6 hit、昨日:206 hit、合計:21,920 hit

エースの復活1 ページ34

(Aside)

旭さんと話した後、急いで準備するとギリギリ部活には間に合った。


みんながストレッチしたりウォーミングアップしたりしていると武田先生が「おつかれさまーっ」と体育館に入ってきた。

そして
「紹介します!今日からコーチをお願いする烏飼君です!」

と言って坂ノ下商店のお兄さんを連れてきた。


『…なんで坂ノ下のお兄さんがコーチ、?』
「えっでも坂ノ下の兄ちゃんだよな?本当にコーチ?」

田中先輩も同じことを思っていたようだ。…多分私たちだけじゃなくてみんな思っている。

「彼は君達の先輩であの烏飼監督のお孫さんです!」

「「「『「「エーーーーッ!?」」』」」」

「”坂ノ下”じゃないの!?ですか!?」
日向が聞く。…私も同じこと思った。

「母方の実家の店なんだよ」
「時間無えんださっさとやるぞ!
お前らがどんな感じか見てえから6時半から試合な!相手はもう呼んである!」
「えっ!?相手!?」

「烏野町内会チームだ」



鳥飼さんがそういった数十分後、嶋田マートの人や滝ノ上電気店の人などが来た。

「町内会って言うからもっとオッさんかと思ってたのに…」
「俺もー」
『私も…』

けど実際は20代ばっかだ。



「よーし そろそろ始めるぞー!!」

町内会チームのアップが終わって鳥飼コーチが言う。

西谷さんは町内会のリベロとして出るようだ。
…旭さんが戻ってきてないからかな。

そう思った瞬間

「あ!アサヒさんだっ!!!」

といった日向の声が聞こえてきた。

「!!」

日向のほうを見てみると体育館の窓にしがみついていた。

『日向!?何してるの!?』
恐るべし身体能力。

ってそれより今旭さんって言った?

「アサヒさんっ」
「旭さあーん!!?」

日向と田中さんが外に向かって叫んでいる。

「あっおっ俺はっそのっ」
「なんだ遅刻かナメテんのかポジションどこだ!!」

そう鳥飼コーチは叫ぶ。
…めっちゃコーチみたい。いや、コーチなんだけど。

「あっえっWS…。」
「人足んねえんだ さっさとアップとってこっち入れすぐ!!
すぐすぐ!!」




そして旭さんは体育館の中へ入った。
旭さんはジャージに着替えている。…ひょっとしてあの後ジャージに着替えたのかな…。


とりあえず旭さんが体育館に来てくれたことが嬉しくて思わず口元が緩む。

2→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
225人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しあん(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます!うれしいです!なるべく早く更新できるように頑張ります! (3月21日 23時) (レス) id: ae9da4da0a (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (3月21日 20時) (レス) @page17 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しあん | 作成日時:2024年3月10日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。