久しぶりの再会1 ページ18
色々あったが無事に青葉城西高校に到着した。
「すみません。田中さんすみません。」
「いいっつってんだろうが!そんなことよりおめーは大丈夫なのかよ!?」
「はい…途中休んだし…バス降りたら平気です」
「そうか!ならいい!」
田中さんと日向のやり取りを見てみると日向はもう大丈夫そうだ。
…これで緊張も少しは落ち着いてくれたらいいけど…。
なんて思ってる矢先
「トッ…トイレ行ってきますっ…」
なんて日向がお手洗いに行ってしまった。
『…ほんとに大丈夫かな』
「日向試合慣れしてなさそうだし仕方ないデショ。試合始まったらどーせすぐ直るよ」
『うーん…そっか』
ここは月島君の言うことを信じて少し様子見てみようかな…。
お節介かけすぎるのものくないしね。
この会話から少し経ったあと、青城の体育館の中へ入る。
「挨拶!!」
「「『「「「お願いしあーす!!!」」」』」」
青城の選手たちはアップをしていた。
みんなレベル高いな…。人数も多い。流石強豪。
「…守備も攻撃も全員の能力が平均して高いのが青葉城西だ。他校行ったらどこでもエース張れる様な奴が揃ってるらしい」
「ブロック強力で有名だしな…」
…菅原さんも大地さんもビビったような顔をしているけど今の烏野だったら勝ってもおかしくないのにな。
…日向がちゃんと機能したら、だけど…。
…日向の姿が見当たらない。またトイレにでも行ったのだろうか。
『…!』
日向を探して周りを見渡していると青城の選手がボールをはじいたのが目に映った。
…そしてそのボールはこちら側にやってきた。
…よりによって潔子先輩のいるところに。しかも先輩は作業中で見えてないっぽい。
『危ない!!』
気付いた瞬間走り出す。そしてぎりぎり間に合い、ボールを手のひらで止めた。
『…大丈夫ですか?』
「う、うん…ありがとう」
『大丈夫ならよかったです』
先輩も流石にびっくりしている。
「すんません」
青城の人がボールを取りに来た。
…聞き覚えのある声なのは気のせいだろうか。
『いえ。ボールどうぞ…って岩泉さん!?』
気のせいではなかった。振り向いた先にいたのは岩泉一さんだった。
「…Aか?久しぶりだな」
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しあん(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます!うれしいです!なるべく早く更新できるように頑張ります! (3月21日 23時) (レス) id: ae9da4da0a (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (3月21日 20時) (レス) @page17 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しあん | 作成日時:2024年3月10日 20時