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「Aちゃんありがとう。テキパキ動けてすごいね。」
『…!!!ごめんなさい!!!』
やばい。やってしまった。
先輩にお礼を言われて初めて私がしてしまったことに気付いた。
こういうのは先輩が主体になってやるものだ。
まだ入部して1週間も経ってない新参者がしゃしゃり出てしまった。
…中学時代似たようなことをやってしまって先輩から煙たがられてしまったのに。
どうしよう潔子さんからも嫌われたら…!
「?なんで謝るの?すごく助かったよ」
『え、でも後輩がしゃしゃり出るのってあまりよくないことなんじゃ…?』
「…誰かに言われたの?それ」
『中学校の先輩に…』
「誰かを助けることに年齢って関係なくない?」
『…!』
「Aちゃん、人を助けるために誰よりも早く動いてたでしょ?それってめちゃくちゃかっこいいじゃん!」
満面の笑みで潔子先輩はそう言ってくれる。
『…!!先輩!!大好きです!!!』
「ふふ、ありがとう。私もAちゃんのこと好きだよ。すごくいい子だと思ってる。」
烏野高校男子排球部の部員はみんないい人だ。
約二人、同学年に性格の面倒臭い人たちはいるけど二人ともちょっとひねくれてたり自我が強すぎるだけで根はいい人たちだってことにここ一週間で気付いた。
バレーを辞めた矢先での出来事だったからマネに誘われたときは迷ったけど素敵な出会いがあったから、あのときマネを引き受けてよかったと思っている。
…お願いに弱くてよかったと自分のことを心の中で少し笑った。
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こんにちは。
作者のしあんです。
なんと!この作品にランキングがつきました!!最高順位47位です。
そしてお気に入り登録70人越え!!
この作品を読んでくださったみなさまのおかげです。
本当にうれしいです。本当にありがとうございます。
原作に沿ってやっていくつもりなので完結はだいぶ先になると思いますし、至らない点もあるかと思いますが少しでも長くこの作品に付き合っていただけたら幸いです。
私も更新頑張ります!
しあん
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しあん(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます!うれしいです!なるべく早く更新できるように頑張ります! (3月21日 23時) (レス) id: ae9da4da0a (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (3月21日 20時) (レス) @page17 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しあん | 作成日時:2024年3月10日 20時