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「よお、名倉」
「……え、どうしたの三橋くん」
どうも。三橋くんから挨拶を貰えた女、名倉Aです。
ヘルメット事件から三橋くんの心境に変化があったみたいで。
今までは おい、お前、妄想女、から 名倉 って呼んでくれるようになった。
ここまで来れた自分を褒めたい。
「どうもしてねーよ、どうかしてんのはお前だ」
「いや三橋くんはどうかしてるんだよ、でも今日はいい方にどうかしてるから……」
「何言ってんだ馬鹿かお前は」
えええ、どうしよう。いつもはムカつく三橋くんの悪口にも反論できないくらいにさっきのことが嬉しい。
「あ、三橋先輩！おはようございます！」
甲高い声に肩を揺らした。私の幸せな気分を少し減少させる声。
「この前に挨拶した鶴田菜々花です！」
The女の子、という肩書きがよく似合いそうな子。目はタレ目で大きいし、鼻も小さく高く、口もぷっくりして小顔。いやもう人形さんですか？って、聞きたくなるくらいに可愛い。
それに全て反してる私。
よく考えたらなんで三橋くんは私と付き合ってくれたのかなーーーって今更ながらに思う。可愛くないし口悪いし身長もそこそこあるし。
少し自分にコンプレックスがある私は、鶴田さんみたいな女の子が来ると途端に自信をなくす。
「後ろ姿見て、すぐに三橋先輩だってわかっちゃいましたっ」
私だってすぐにわかるわ、だって金髪だもの。でも三橋くんが黒髪でも気付く自信あるけどね！？
「もしお邪魔じゃなかったら、学校まで一緒に行ってもいいですか？」
え。すごいやだ。三橋くんと二人きりで行きたい。……なんて口に出せたらすっっごく楽なんだけど。
どうせ三橋くんは いいよ って言うんだろうなあ、
「あー……。」
三橋くんからのアイコンタクトが送られてる。名倉、お前が決めていいぞっていうメッセージが私には見える。
「いいんじゃない？一緒に行こうよ、」
なんで私に決めさせるの三橋くん！！！！いいよって言うしかないじゃん、断れるわけないじゃん！？
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「っていうことが朝あってすんごい疲れた。鶴田さん明らか三橋くんしか見てないから話に入りづらくて一言も喋れなかったの、」
「よしよし、頑張ったわね」
頭を撫でてくれた理子の優しさに泣きそうになった朝でした。
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ミカ(プロフ) - 美彩さん» 初めまして！ありがとうございます、更新は遅いですが頑張ります！ (2019年8月2日 23時) (
レス) id: 2be407660d (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 枕崎さん» そのお言葉だけで嬉しいです。まさか自分の作品を読んでくださってる方の中にこんなにも優しい人がいるとは思いませんでした、ありがとうございます。ゆっくりとなりますが、また更新をお楽しみにしていただけると嬉しいです！ (2019年8月2日 23時) (レス) id: 2be407660d (このIDを非表示/違反報告)
美彩 - 続きがすごく楽しみです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年8月2日 7時) (レス) id: c78fd194e0 (このIDを非表示/違反報告)
枕崎(プロフ) - 謝らないでください。まず更新して頂けることが私からすると嬉しいことなのです。作者様のペースで無理のない程度でお願い致します。私こそこんなコメントで頑張ろうだなんて思っていただけるのは幸いです。これからも応援しています。 (2019年7月29日 5時) (レス) id: 8e8712b35b (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 枕崎さん» 初めまして！更新が遅くてすみません。そして素敵なお言葉をありがとうございます！そんな風に言っていただけると頑張ろうと気力が湧いてきます！また遅くなりますがちまちまと更新していくのでよろしくお願いします！ (2019年7月28日 14時) (レス) id: 2be407660d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカ | 作成日時：2019年2月27日 0時
