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「避けてばっかいんじゃねえ！！」
工場跡地にて。バットと金属音がぶつかり合って嫌な音が響く。
来たのはいいけどやっぱり怖い！！
少しヘルメットくんと距離をとって、乱れた呼吸を整える。
「……あのさ。私をここでボコボコにしたって、誰も君を軟高のテッペンだなんて認めないよ」
「あ？何言ってんだよ」
「軟高には、君より卑怯で小賢しくて、単純で噂に流されやすくって。でも、誰よりも友達思いで強くてカッコイイ人がいるんだから」
「……っごちゃごちゃうるせえんだよ！」
ヘルメットくんがバットを振りかざして走ってきてる。
もう本当に嫌だ。いいことなんて何も無い。なんでこんなところに来たんだってくらい喧嘩もできないし、カッコイイ台詞も出てこない。
「どりゃあああ！！」
反射的に目を瞑った時、三橋くんの声がした。
ビックリして目を開けたら、三橋くんがヘルメットくんを蹴り飛ばしていた。
嬉しくて、嬉しくて。涙が溢れてきたよ、
「お前、俺の……お、お……！」
「お……？」
三橋くんが言おうとしている言葉を連想して、胸が高鳴る。
まさか、三橋くん。思い出してくれたんじゃ、
「俺の、お弁当係になにしてんだよ！！！」
「……は、はああああああ！！？」
前言撤回。涙なんかどっかに飛んで行った。
「お弁当係りってなに！？思い出してくれたんじゃないの？それで助けに来てくれたんじゃないの！？」
「うるせえ！お前が怪我したら俺の弁当がなくなっから来たんだよ勘違いすんじゃねーよ！」
「いつ私が三橋くんのお弁当係りになったのよ！」
ちょっと期待しちゃったじゃん！胸がキュンキュンしたよ、その分落ち込み方も酷い。
でも、三橋くんが助けに来てくれて嬉しい。理由はなんであれ、私のためにここまで来てくれたんだ。
だめだ、やっぱり泣きそう。
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ミカ(プロフ) - 美彩さん» 初めまして！ありがとうございます、更新は遅いですが頑張ります！ (2019年8月2日 23時) (
レス) id: 2be407660d (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 枕崎さん» そのお言葉だけで嬉しいです。まさか自分の作品を読んでくださってる方の中にこんなにも優しい人がいるとは思いませんでした、ありがとうございます。ゆっくりとなりますが、また更新をお楽しみにしていただけると嬉しいです！ (2019年8月2日 23時) (レス) id: 2be407660d (このIDを非表示/違反報告)
美彩 - 続きがすごく楽しみです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年8月2日 7時) (レス) id: c78fd194e0 (このIDを非表示/違反報告)
枕崎(プロフ) - 謝らないでください。まず更新して頂けることが私からすると嬉しいことなのです。作者様のペースで無理のない程度でお願い致します。私こそこんなコメントで頑張ろうだなんて思っていただけるのは幸いです。これからも応援しています。 (2019年7月29日 5時) (レス) id: 8e8712b35b (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 枕崎さん» 初めまして！更新が遅くてすみません。そして素敵なお言葉をありがとうございます！そんな風に言っていただけると頑張ろうと気力が湧いてきます！また遅くなりますがちまちまと更新していくのでよろしくお願いします！ (2019年7月28日 14時) (レス) id: 2be407660d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカ | 作成日時：2019年2月27日 0時
