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あれ？入れ替わってる？舞side ページ15

【やっぱり八城さんも入れ替わってる？多分そうだろうけど｡……そんなことより学校分かんの？俺はここで受ければ良いから別にいいんだけどさ｡そっちはそうもいかないじゃん？】

た､確かに……学校の場所も名前もクラスも分からない｡

【うっ､分かんない｡学校名とかクラスとか教えてもらえない？】

これまた返事はすぐにくる

【はぁ､だと思った｡☆☆中学の2-A｡クラスが分かったら多分友達が教えてくれる｡スマホのパスワード教えるからそっちも教えて｡後で変えればいいから｡俺のは○○○○｡】

その通りに翼君のスマホにパスワードを入れるとホーム画面に飛ばされる｡よし成功｡

私も翼君にパスワードを教えると学校へ行く準備をする｡
この学ラン着た方がいいよね？私はなれない手つきで学ランを着る｡
そして机の上にある教科書やノートをバッグに詰めこんで1階に降りる｡

｢翼！ご飯作ってあるからさっさと食べなさい｣

｢は〜い｣

私は朝ごはんが置いてあるテーブルに着く｡
トーストと目玉焼き､サラダ｡
結構量が多いかも｡けどこのご飯…

｢めちゃ美味しい！｣

｢…翼？いつも美味しいとか言わないのに急にどうしたの…？｣

あ…そうだった！私は今翼君なんだ！
これ以上翼君のお母さんに言われる前に急いで家を出た｡

私は翼君のスマホで☆☆中学の場所を検索して､ナビ通りに学校に向かう｡学校に着くと2-Aを探した｡

ここか｡間違いないよね｡私は意を決してドアを開ける

｢あっ､翼おはよ〜｣

ドア席が1番近い女の子が声をかけてくる

｢お､おはよう…｣

なんとか返事をしたその時

｢おい翼〜！遅いじゃね〜かw寝坊か〜？｣

声がした方から見るからにチャラ男って感じの男の子が近づいてくる

私は､はぐらかしたけどチャラ男君は気づいていないみたい

｢な〜翼荷物重いだろ？持ってやるよ〜｣

チャラ男君は言うがやいなや私の手からバッグを半場強引に奪いとり翼君の席とみられる席まで持っていく

私は慌てて追いかけるとチャラ男君は自分の席から教科書とノートを持ってきた

｢だからさ､今日のテスト範囲教えてくれよ翼！お前だけが頼りなんだよ〜w｣

そっちが目的だった訳ねw
中学の勉強だったら私にも教えられるよね

｢いいよ｣

｢俺も教えて！｣
｢私も！｣
｢翼君教えるの上手だし！｣
｢｢｢お願い！｣｣｣

翼君毎日大変だね……｡
私はこの全員に教えるためバッグから教科書を取り出す｡

翼君､今頃どうしてるかな？

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