いろいろ詰め込みBOX (ページ29)

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幼馴染の関係…。（ホソクの場合）ページ29

Youside

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

三時間目終了のチャイムが鳴る。

次の授業の準備をするべく席を立ち上がった瞬間、一目散に廊下に出る人の姿が見えた。

私の幼馴染であるホソクだ。

ホソクは見た目は不良。だが根は優しいと私は知っている。

大きな荷物を抱えているお婆さんを助けたり、怪我している人に席を譲ったり。

もちろん外見で判断されて怖がられることは多々あるけど。

そんなとこが好きになったのはもう何年前だろう。

対して私は眼鏡で優等生ちゃんと言われるタイプ。

内面は根暗なのに……。

『ちょっと！ホソク君！』

「あ？」

『授業今日もサボるの？駄目だよ！』

「あー、煩いなぁ」

ホソク君の目の前で仁王立ちして進路を塞ぐ。

こうすれば簡単には通さないという意志を見せれるからだ

「そこ退けよ。早くしないとせんこー来ちゃう」

『駄目なもんは駄目！ほら、授業の準備して』

「はぁっ…、ほらお前も行くぞ」

『えっ、ちょ、ちょっと！』

手を掴まれてそのまま廊下を駆けだす。

『離して！授業受けなきゃいけないんだから』

「やだね」