いろいろ詰め込みBOX (ページ1)

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具合が悪い日は(ユンギの場合) ページ1

[37,4℃]

手にした体温計に表示されたのは
熱とも言えない微妙な温度…。

[はぁ……、仕事どうしよう…。]

私はあるアイドルのマネージャーの仕事をしている。

あるアイドルというのは世界を股に掛ける活躍をするBTS

そのマネージャー業を3年前から勤めている。

[鼻水、咳も出てないしマスクしてればうまく隠せるかな]

とりあえずご飯食べて薬を飲もうとリビングのドアを開ける。

「…あ、おはよう」

ソファでゴロンと横になっていたのは彼氏のユンギ。

『おはよう』

そのままキッチンに入り、ご飯の支度をする。

「今日の仕事さ…」

『うん』

「…なぁ、葵どうした？顔色悪いけど」

『えっ…？別に何ともないけど』

「本当にそうか…？」

ギッとソファのスプリングの音が聞こえてきたと思った瞬間、ユンギにおでこに手をあてられる。

『……っ』

普段そんな事してくれないからか顔が一気に赤くなる。

「んー、熱っぽいかなー」

『ね、熱なんかないよ』

必死に否定すると余計に訝しんだ目をされた。

「本当か？」

『う、うん。ほ、本当だよ…』

「じゃ、熱測ってみて」

さっきのとは別の体温計を手渡される。