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.・2話・. ページ2

『え…ぁ』


『ここ…て…どこですか?』


ずっと聞いてみたかったことを言うと


2人の顔が曇る


「駅長、もしかしてこの子」


「あぁ…記憶喪失かもしれないな…」


「警察に連絡しよう」


『ぇ』


「お嬢ちゃん、ちょっと待っててねー」


「俺は警察に電話してくるからお前は何か女性呼んできて」


「女性の方が心開きやすいだろ」


「分かりました」


駅長と呼ばれる人と駅員が外に出ていく


急いで机の上にあった財布を取り中身を確認する


おかしい身元がわかるものばかりなのに名前や小学校を聞くなんて


そうだスマホ!


と、スマホを手に取った時だった


黒い画面に知らない女の子が映っていた


目がまん丸で可愛い女の子がこっちを見ている


…これ私じゃね?


どうやっても視線が合う少女


絶対私だ


ここ、米花町…か


米花町?


米花町…どっかで聞いたな


「あれ?君どうしたの??」


『えっ』


急に後ろから声がして心臓が跳ね上がる


急いで振り向くと同じ位の背の高さの男の子がいた


しかもコナン君に激似の


え?コスプレ?


「大丈夫??」


『あ、倒れちゃって駅員さん待ってて』


「ふーん、そうなんだ!」


そう笑って帰るかと思ったら机の上にある私の財布を調べ始める


いややばこの子!?


図々しさと非常識さにドン引きしてると視線に気づいたのか


男の子は首を傾げてこっちを見た


「これ君の財布?」


『あ、え、分からないの』


「分からない?」


もういっその事記憶喪失のフリをしよう


どうせこの子に嘘がバレるわけ…


「じゃあ、その服は?」


「君のじゃないよね?」


「だってその服じゃ君には大きすぎるもんね!」


怖い、この子怖い!


白々しく問い詰めてくる感じが怖い!


「こら、君何してるんだい??」


男の子に恐れていると1人の駅員さんが女性を連れて戻ってきた


「あははーごめんなさーい」


全然悪気ない謝罪だ…


男の子が外へ出ていこうとすると咄嗟に手を掴んでしまう


「え?」


『え、あ』


なんでだろう、なんで掴んだんだ?


そう思いながらもなにか喋らなきゃと思った


この子がもしあのいやないと思うけどコナンくんなら!

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チョコレートミルク - 面白い展開すぎて続きもめっちゃ楽しみにしてます!応援してます!更新頑張ってください! (4月8日 17時) (レス) id: 5e61ee182c (このIDを非表示/違反報告)
ばってん(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください🥰 (10月17日 7時) (レス) id: 33b58415e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます!ハイパー気分屋更新で頑張っていきます! (10月16日 22時) (レス) id: 67cecae066 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 泉さん» ありがとうございます!🐱 (10月16日 22時) (レス) id: 67cecae066 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください!更新を楽しみにしてます (10月16日 21時) (レス) @page19 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちご | 作者ホームページ:★☆★☆★☆★  
作成日時:2023年5月29日 3時

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