いや、人間ですが…？【忍たま】

不思議な人 ページ40

ご飯を食べ午後の事務作業に戻る

ｺﾞｰﾝ

もう夕方か

それから食堂へ行きお風呂へ入った

一人の時間があるのはお風呂だけ…か

私何か出来てるのかな

紗綾さんに護られてばかりで…

弱い私に何が出来るのだろうか

お風呂から上がったのに体が重い

疲れた酷く疲れた

そもそも私は弱いのだ心身共に

強くもない弱虫なのだ

この世界では場違いだ

甘えん坊で弱虫で…

ぼーっとしながら冷たい廊下を歩く

無表情だクールだなんて

ただのイメージだ

僕だって涙を流す

僕だって笑う

僕だって怒る

…

こんな顔じゃタカ丸さんに会えんな

裏裏山の小屋で寝ようかな

門から出る前に入門表にサインをする

元々筆遣いは良くないのだが

震えているためもっと酷い字だ

糸葉『下手くそ』

そうして夜、山道を歩く

駄目だ

涙を止めようとしても止められない

糸葉『まだまだ子供だ』

小屋につき小屋にあるマットの上に寝転がる

糸葉『…ここに来ても
一人にさせてくれないんですね』

私は天井に呟いた

昆奈門「君色々と危なっかしいからね〜」

糸葉『…はぁ』

昆奈門「君もまだまだ子供だ
だから私達に大人に頼ってくれても構わない」

天井から降りて私の横に座る

私も体を起こす

糸葉『大人に頼ったことなどないですよ
五年間はね』

昆奈門「これから頼ればいい」

糸葉『そこまで私の傍に居る
意味が分かりません』

私は善法寺さんみたいに

貴方を助けた訳でもないのに

昆奈門「君が気に入ったんだよ」

糸葉『そう…ですか』

皆何故私を気に入る

糸葉『不思議な人だ
タソガレドキ忍軍忍び組頭雑渡昆奈門殿』

昆奈門「…君は私の名前を知っているんだな」

糸葉『貴方も私の名前を知っているでしょう』

昆奈門「不思議な子だ
忍術学園事務員一ノ瀬糸葉」

糸葉『お互い様ですね』

そう話してる内に眠くなる

昆奈門「おやすみ糸葉」



ﾁｭﾝｯﾁｭﾝｯ

朝だ

いつの間にか部屋に居た

きっと雑渡さんだろう

さて、頑張りますか
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ありがとうございます！

小松田さんへるぷ→←神様？の妹さん

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