いや、人間ですが…？【忍たま】

学級委員長委員会とジュンコ捜索 ページ24

つい襖を閉めてしまう

？「なんで？！」

向こうからは騒ぐ声が聞こえる

再び襖を開ける

糸葉『書類を渡しに来ました』

少し冷めたように言う

？「あははーいきなりすぎたか？」

そういい笑うこの人

五年い組尾浜勘右衛門さん

三郎「当たり前だ」

そういいお茶を飲む鉢屋さん

三郎「ご苦労さま」

糸葉『そちらこそ』

鉢屋さんに書類を渡し目を合わせる

勘右衛門「なんか地味に仲良くないか？！」

糸葉『では失礼』

申し訳ないが尾浜さんの言葉はスルーし

襖を閉める

秀作「よし！終わり！ジュンコ探そっか！」

糸葉『え』

何を言うのだ

まるで一緒に探すような言い方

秀作「だって一緒に探した方が
すぐにみつかるよ？」

糸葉『…頼みます』

秀作「うん！」

そこからジュンコ探しが始まった

草むらや裏山を探す

ｼｬｰ

生き物の声が聞こえ

ふと木を見上げると枝に

赤い蛇が巻き付いていた

私は木に登りその枝の赤い蛇を見る

ジュンコだ

糸葉『ジュンコ』

ジュンコ「ｼｬｰｯ」

こちらを警戒している

糸葉『おいで』

枝に近づくのは危険だ重みで枝が折れてしまう

糸葉『さぁおいで？
大丈夫だよ？
伊賀崎くんのところに戻ろう？
主人のところに』

ならばゆっくり問いかけよう

そしたら

ジュンコ「ｼｬｰ」

こちらに来るはず

予想通りこちらに来たので腕を差し出すと

巻き付くジュンコ

糸葉『さぁ帰ろう』

ジュンコ「ｼｬｰ」

森で過ごしていたから

蛇とはこうして遊んでいた

少し向こうが恋しくなる

恋しく感じながら歩いていたら

飼育小屋が見えてきた

私は伊賀崎くんがジュンコを待っているので

駆け足で飼育小屋に向かい

ジュンコがいない右手で戸を開く

孫兵「…天女様ですか
ジュンコはちゃんと連れてき…？！
ジュンコォォォォ！」

伊賀崎くんがそう言うと

ジュンコは伊賀崎くんに飛び付く

孫兵「もう！一体何処に居たんだい？
ジュンコ！」

？「よかったですね！」

？？？「「「うんうん！」」」

私は静かに飼育小屋から去り

まだジュンコを探しているだろう

小松田さん達の所へ行く
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