のんちゃんのがーるふれんど。

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のんちゃんは、私に初めて"笑ってる方がええで"って言ってくれた人。



だから、幸せになってほしいの。



相手の女の子が、本気でのんちゃんを好きなら。



私は、きっと、のんちゃんを諦めることができる。



だから、聞きにいった。



"のんちゃんのどこが好き？"



その答えは、



「顔、あと身長高いところかな！やっぱイケメンが彼氏って自慢できるしー」



……だった。



「のんちゃんの、性格は？」



「え、そんなのどうでもいいじゃん。気に入らなければ捨てりゃいいんだし」



ケラケラ笑うその人を、私は、



昔の"友達"と重ねて見ていた。



私を、家柄や学力で判断して近付いてきた友達。



みんなの前では"大親友"を演じたけれど、二人のときは明確な主従関係があった。



……のんちゃんに、あんな思いさせたくない。



「じゃあ、のんちゃんと付き合わないで」



「は？なんであんたにそんなこと言われなくちゃダメなのよ」



「っあ……」



押されて、尻餅をつく。



……視界の隅に、のんちゃんがいた。


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