のんちゃんのがーるふれんど。

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「いらっしゃいませ！」



「あー……永瀬Aちゃん、おる？」



なんや？このオッサン。もしかして……。



「あの、お客様ですか？Aに交際迫ってんの」



「あ？……お前がAちゃんの彼氏か？」



でっかいキャリーバックを持つ、図体のでかい男。威圧的で、Aが困り果ててたんもわかるわ。



「とにかくAちゃん呼べや」



……なんか、俺の中に、黒い感情が生まれた。



「……………なや」



「はあ？」



「人の彼女の名前気安く呼ぶなや！！」



他に、客がおらんくて良かった。



何事かとレジへ顔を出したAが、固まってる。



「Aちゃん、こいつが彼氏なん？こんなんが、Aちゃんを幸せにできるわけないやん」



腹立つなぁ、いちいち。



「だ、大毅は、ちゃんと私のこと大切にしてくれてるし、素敵な人なんです。悪く言わないでください」



Aが、泣きそうな声で言う。



無意識のうちに俺は、Aに触れるだけのキスをした。


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