【MASHLE】悪魔と呼ばれたニンゲン（更新停止中）

The more we fight... ページ21

『ところでさ、なんでマーチェット通りなの？』

ドット「有名な遊びがあるんだ、ほらあれ。」

ドット君が指差した先には 紙縒りで擽られてくしゃみしてるコアラ


？？？？


遊びとは。

ドット「あのコアラは魔法で鼻水が凍るんだ。だからその鼻水をあのマトに向かうように狙うんだよ。」

『えー、っとじゃあ、くしゃみコアラダーツってこと？』

ドット「そういうことだ。」



マッシュ「やってみよう。」

『私もちょっと興味ある。やるやる！』

フィン「(Aちゃんってこんな風にやるって言わなさそうだったのに。変わったんだなぁ)」


ドット「まあ初心者には的に当てることすら難しけどな。」

どうやらマッシュ君と私はこの遊びのセンスが壊滅的なようだ。


「「クシュン！！！」」

前方の的に向かって飛ぶはずのコアラの鼻水が

マッシュ君の飛ばした鼻水はドット君の額に

私が飛ばした鼻水はランス君の額に


ぶっ刺さっていた。


マッシュ「ごめん、ドット君。」

『ごめん、シスターコンプレックス。』


二人ともダラダラと額から血を流している。

ドット「ま、まあ？初心者には充てることすら難しいからな。」


ドット「俺が手本を見せてやるよ。」

ランス「実は俺も得意だ。見せてやる。」



「「クシュン！！」」



ドット君とランス君の仕返しだろう。

ドット君の飛ばした鼻水はマッシュ君の額に

ランス君の飛ばした鼻水は私の右目に


ぶっ刺さった。


マッシュ「…」

『…』

マッシュ君はドット君に、私はランス君に飛びついた。


ドット「飛びつき腕十字？！喧嘩だオラァ！！」
ランス「飛びつき三角締め？！≪グラビオル≫！」


『アァン？！シスターコンプレックス！！
　額に刺されたなら額で我慢しろや、てめぇ！
　右目て何だ。右目って！殺意高すぎるだろ！！！！』

ランス「≪グラビオル≫！！」

『生ぬるい！これを見ろ！！』

ランス君の首にかかっているアンナちゃんを見せる。

ランス君がこれを見ることで自ら後ろに弾けることを私は知ってる。



ランス「グハッ！！！」



『さてっと、行こうかフィン君！』


フィン「(もうやだこの人たち！！)」

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