【MASHLE】悪魔と呼ばれるモノ (ページ10)

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Unique thing ページ10

校長「では、こういうのはどうかね。
　マッシュ・バーンデッドにも同じようなことをしたのじゃ。」

瞬きした瞬間、目の前には人形に向かって刃先が下りる魔法が具現化していた。

驚いて反射的に半歩下がってしまう。

校長「君の一番大事な人間の魂を人形の中に入れた。
　刃先が人形に刺さったら最後、人形の中に魂が入っている人間が死ぬ。」

校長「さて、どうするかね。」

私の一番大切な人…。誰だ。単純に考えたらレグロさんかマッシュになる。

でももしこれが時を介するものであれば、▲▼▲の可能性だってある。

ここで固有魔法を使えば、私が悪魔だってことがここでバレる。

それだけは逃れたい。さて、どうしたものか・・・。

そういえば、、、起きた時、死刑囚のアルミホイルみたな名前の奴を倒したとき、

あいつ二本線だったはずだ。でも今の私の一本線の魔法で死んだ。

つまり、400年前と今では魔法の根本的な強さが変わっている可能性がある…。

私の魔法には制限がある。その一つが魔力の差が一定数あると効かないというもの。

一本線と二本線では魔力の差は歴然。だけど死んだってことは…。

これも基礎的な解除魔法で溶ける可能性がある。

『あまり不確定要素に賭けはしたくないけど。こればかりは仕方ないか。
　≪ディサピア≫。』

ゆらぁっと校長の魔法が消えていく。

これには校長も周りの先生方も驚いたようだ。

「なにをした？」

「どうなっているの？」

校長「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。面白いのう。
　参考までに何の魔法を使ったか聞いてもいいかね。」

『はい、今のは私の“固有”魔法です。
　一日に2度だけどんな魔法でも消滅させることができます。』

『一日に二度だけなので連続攻撃などに対応できないのが難点ですが…。』

校長は考え込んで何もしゃべらない。

正直言って、とても気まずい。早くしゃべって。

き・ま・ず・い

校長「A・バーンデッドよ。ようこそ、イーストン魔法学校へ。歓迎するぞ。」

『ありがとうございます。』

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