【MASHLE】悪魔と呼ばれるモノ

Each other ページ50

Aは思考を巡らせていた。

カルパッチョの事である。

カルパッチョは人のことを心配するような人間ではなかった。

実際痛みを生まれた時から感じないせいで人を痛みつけることに抵抗が無いようだった。

そんなカルパッチョが保健室で発した言葉。

〜「ふぅん。心配して損した。」〜

私が心配してくれてありがとうと言っても否定しなかった。

それにその時、課題があるのに私の所に来てたんだよ。

あいつ、あんな優しい奴だったか？


最初の印象は正直言って最悪だった。

ロッキー・サンミャクを振るために利用したのは悪いと思ったけど、

お礼に何か、って言ったら研究室でグサグサ刺されたし。

けど、話すうちに変人だが根は悪くはない奴とわかった。

カルパッチョの事を普通の人間は避ける。

でも私からしたら妨害魔法使えば私にダメージは来ないし、

関係ない。

カルパッチョは私の中で不思議な立ち位置にいる。

マッシュ達みたいに友達、ではない。

悪魔みたいに好敵手、でもない。

きっとカルパッチョは





初めてできた信頼できるやつなんだ。

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