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I have to beat you. ページ44

『ごめん、失敗した。』

「…。」

「じゃあもうさようなら。」

『あっははぁ、わかんない?』

「なに?」

『今ので失敗したから悪魔は今完全に気を失っちゃたわけ。』

『これは嬉しい誤算だぁ。
 つまり、悪魔の魔力、私が吸いほうだーい。』

「だからなにとなるんですか?」

『こんなのも効かなかったりする?』


『≪サモンズ ブルーダー ポエナキラリス≫』

それは400年前、Aと生きた杖の本当の姿。

これまで人に与えた痛みが自分に降りかかる魔法。

どれだけの善人でも気づかぬうち、人を傷つける。

精神の痛みも降りかかる。

どんなに善人だとしても降りかかるのは致死量の痛み。

『これで死ななかったらお前が私の負け。
 勝ちたいなら頑張って耐えてみろよ。』

Aの顔にはカルパッチョに見せたときと同じく三本線が浮き上がった。

血を啜る400年前の杖、
封印されていた400年前の人間、
400年前に悪魔と恐れられた、バケモノの本気。

大きな魔法陣が現れる。

「なっ!
 (急いで防御を!)」

防御など、無駄に等しい。

「あ”あ”あ”あ”あ”!」

『ふうん…。これで即死じゃないか…。
 キモイね。』



【おい、A。
 右目が赤色に戻っている。それに三本の線。】

【やはりその目はお前の固有魔法に関係しているのか。】

『そうだね、多分そう。
 見られたら魔法局に連れていかれてまた封印されるかな。』

【魔法局の奴をさっきの魔法で全員殺せばよかろう。】

『いやだね。私は何も生まない利己的な殺しだけはしないんだ。』

『さてとっ、レモンちゃん探さないといけないし、
 なんか足音近付いてるし、逃げよう。』

「か、感謝を…。」

『ん?』

「悪魔様、、、いえ、A・ベレッタ様…
 私と戦ってくださり、、、、ありが、とうございます…。」

『本気で戦ってやったんだ。
 後数分の命、感謝し続けてよね。』

What kind of situation→←Even if I want to throw myself away.


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柏餅(プロフ) - 夢主冷静な判断好きすぎます! (2月29日 21時) (レス) @page38 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
lua(プロフ) - カル夢尊すぎパない (2月28日 1時) (レス) @page29 id: 62b2ae05fd (このIDを非表示/違反報告)
シアン(プロフ) - カルパッチョ君サイコー (2月28日 0時) (レス) id: 002d630772 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - カル夢主……(吐血) (2月27日 21時) (レス) @page29 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
シエスタしてもねむい伊領(プロフ) - MPでした (2月27日 5時) (レス) @page4 id: 12535c160c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほわっちゃ | 作成日時:2024年2月25日 15時

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