【MASHLE】悪魔と呼ばれるモノ (ページ40)

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It all started suddenly. ページ40

マッシュ「これは…。」

ランス「レアン寮がほとんどの硬貨を所持しているな。」

レモン「それに比べて私たちアドラ寮はマッシュ君の1枚だけ…
　じゃない！！！」

フィン「2枚になってる！いったい誰が…。」

『わたしだね、それ。』

ほら、と懐入れていたコインを見せる。

マッシュ「いつの間に…。」

『2枚はサソリ退治、3枚は先輩から“譲り受けた”。』

フィン「(めっちゃ笑顔なんですけど…こわ。)」

レモン「対抗できる先輩たちはインターンでいないはずなので…。
　しかもオルカ寮の奴らは研究に没頭しています！！
　なので私たちで何とかする必要があるのです！」

マッシュ「うす。」

ドット「(誰が聞いてもわかりやすいように説明してくれてるレモンちゃん。)」

ドット「(ちゅきでーす。)」

『(え、この赤髪何気に誰。
　初対面なんだけど。)』

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『で、それで何故意気込んだはずのマッシュたちはフクロウ小屋の掃除を…。』

レモン「一応形の罰らしいですよ。」

『なるほどね、
　それでさ急だけど今日の夜、私の部屋で遊ばない？』

レモン「いいんですか？！」

『うん、好きなお菓子とかある？準備しとくよ。』

レモン「じゃあシュークリームの材料をお願いできますか？」

『材料？』

レモン「そうです！作ってマッシュ君にプレゼントしたいんです！」

『そういうことならいいよ。準備しとくよ。』

レモン「じゃあ私も何か持っていきます！クッキーの材料とかで良いですか？！」

『私が全部準備するよ？それに作るのはシュークリームでしょ？』

レモン「はい！私はマッシュ君にシュークリームを。」

あ、なんか言うことわかったぞ。

Aちゃんは彼氏さんにクッキーを！

レモン「Aちゃんは彼氏さんにクッキーを！」

やっぱりね…。

『ウン、ワカッタヨ、ソウシヨウカ。』

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『来ない。』

レモンちゃんが来ない…。

『心配だし、ちょっと探しに行くか。』

いない。

レモンちゃんの部屋に行っても、

どこを探しても、

いない。

胸騒ぎがした。