【MASHLE】悪魔と呼ばれるモノ (ページ37)

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lie again ページ37

保健室で目が覚めた。

どうやらご丁寧に保健室まで運んでくれたようだ。

運ばれてるとなんか、眠かったから寝た。

私がダイドディアンスを使ったことは先生方には話が回っているのだろうか。

気になるところではあるが、それより

なんでカルパッチョがいる？！

『や、やあ、カルパッチョ。どうしてここに？』

カルパッ「倒れたって聞いて。」

『そう。』

カルパッ「Aが使ったのはダイドディアンスってことになってるけど。」

『そう仕向けた。即死魔法が使えるなんて知られたら色々めんどくさい。』

カルパッ「あっそう。」

『倒れたのもフリ。古代魔法使って倒れない方がおかしいでしょ？』

カルパッ「ふぅん。心配して損した。」

カルパッ「それより、顏の痣が増えてるよな。」

『隠してたんだよね。まあ私が二本線ってうすうす気づいてただろうに。』

カルパッ「二本線だとは思ってないけど。」

『…？』

カルパッ「まだ隠してるだろ。」

『まじか‥。そこまできたらキモイよちょっと。』

カルパッ「…。」

『(悪魔、盗んだ分、全部返せ。)』

【注文が多いな、】

『(良いから返して。)』

悪魔は何も言葉を発しなかった。

Aの顔には二本の平行な痣に垂直に三本目が現れた。

カルパッ「いつまで、隠すつもり？」

『必要と判断するまで、かな。』

『無理に隠し通すことはしないよ。カルパッチョみたいに指摘されたら教えるよ。』

カルパッ「あっそ。じゃあ僕は課題があるから。」

『うん、心配してくれてありがとう。』

‥‥‥。

よし行ったな。

『パッチョめ。機会があれば一発殴ってやりたい。』

カルパッ「誰がパッチョだ。僕を殴ってもお前に痛みが移るだけだ。」

『まだいたんだ…。痛みが移るとかそういう問題じゃない。殴りたい。』

『じゃあ、私部屋に戻るよ。このままここにいるとただの仮病になっちゃう。』

カルパッ「部屋まで送『らなくていい。じゃあねパッチョ。』…。」

カルパッ「パッチョ…」