【MASHLE】悪魔と呼ばれるモノ (ページ34)

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The difference between a friend and someone you can trust. ページ34

ランス「…ろ！はや‥…お…‥！聞こ……のか！」

『…。
　あんの、悪魔め。本当に食われる直前じゃないか。』

ランス「早く逃げろ！そいつは星型だ！俺の魔法じゃお前がつかまれてるせいで下手に手を出せない！」

フィン「はわわわわわ…」

レモン「Aちゃん！！！！」

Aはサソリにつかまれて食われる直前だ。

ランスが叫ぶのも無理はない。

残り、100㎝。

『≪キラーガッド≫。』

サソリは微動だにしない。

…。え？

そうか。魔力の差だ。

『(おい、悪魔。さっさと400年の間に盗んだ魔力返しやがれ。)』

【バレていたか。1本分は返してやる。】

サソリとの距離、20㎝。

『≪キラーガッド≫』

一本線と二本線の魔法では格が違う。

一本線で効かなかった魔法でも二本線になれば効く、というのは言うまでもなかった。

星型を頭に飾ったサソリも血しぶきをあげて死んでいく。

ランス「は？」

レモン「Aちゃっぁぁぁぁん！ぶじでよ"がっだでずぅぅぅ！！」

フィンは胸をなでおろす。

ランス「怪我は。」

『無い。』

ランス「何をした。」

このやり取りカルパッチョともしたんだよな…。

カルパッチョはまあ友達少ないし(笑)、口数も少ない方だ。

だから周りに言うことがないと信頼して話したけど…。

こいつらはどうだ。ランス君はまだしも。フィン君と…。レモンちゃんはもう駄目だ。

『わかんないんだよね…。
　何が起きたんだろうね。助かったから有難いけど。』

誤魔化すほかない。