Cannot hide even one lie. ページ29
レモン「ありがとうございました!やっと終わりましたぁ。」
「じゃあ、私は先に帰りますね!」
『え、一緒に』
レモン「いえ!彼氏さんとお話があるでしょうし!邪魔をしては悪いので!じゃっ!」
『え、ちょっと!』
カルパッチョがナイフをしまって、こっちに来る。
カルパッ「じゃあ話してもらおうか。」
ガチャリとわざと大きく音を立てるように調理室の鍵を閉める。
ーAー
闘う
逃げる
誤魔化す
▶ 諦める
A ハ アキラメタ…!
『ウス。』
『まず最初に私の固有魔法が攻撃性を持ち合わせていないってのは嘘ね。』
カルパッ「知ってる。」
『というか私の固有魔法はディサピアじゃない。
ディサピアは普通の解除魔法。』
カルパッ「??ディサピアが解除魔法として使われてたのは100年前までで」
『私の固有魔法はきわめて攻撃性の高い魔法だ。』
カルパッ「…。」
『知ってるかな。
研究熱心なオルカ寮の人間だから知ってるか。“即死魔法”っていう類なんだけど。』
カルパッ「…っ!」
「けど400年前に封印された悪魔が最期の即死魔法の使い手だったはず。」
『そう、問題はそこ。
実は私、マッシュ・バーンデッドと兄妹じゃない。赤の他人だ。』
『私は即死魔法の使い手だった者の血を引き継いでいるみたいでね、
家族は全員死んだんだ。制御できなくてね。で、困ってたところをマッシュに拾ってもらったってわけ。』
途中で400年の時を経ているが、間違ってはいない。
制御できなくて家族全員死んだのも事実だし。
困ってたところに(シュークリームの魅力を教えるという理由で)家に入れてくれたのもマッシュだ。
カルパッ「じゃあ僕の魔法が効かなかったのは?
ディサピアは解除魔法だろ?」
『あれは、簡単な妨害魔法だよ。
このことを話すと思ってなかったからね。』
『ディサピアという1日に2回だけ魔法を消滅させることができる固有魔法…
を騙りたかった。だからディサピアって声に出して無詠唱で妨害魔法を展開。』
『まあそんなところだよ。』
カルパッ「ふぅん…。まあいいや。もういいよ。」
『え、いいの?』
カルパッ「話したし。」
『良かったぁ、殺されると思ってたから。』
カルパッ「僕の事なんだと思ってるの。
夜も遅くなったし、送っていく。」
「一応“カレシ”だし。」
『ウス…。アザス…。』
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柏餅(プロフ) - 夢主冷静な判断好きすぎます! (2月29日 21時) (レス) @page38 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
lua(プロフ) - カル夢尊すぎパない (2月28日 1時) (レス) @page29 id: 62b2ae05fd (このIDを非表示/違反報告)
シアン(プロフ) - カルパッチョ君サイコー (2月28日 0時) (レス) id: 002d630772 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - カル夢主……(吐血) (2月27日 21時) (レス) @page29 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
シエスタしてもねむい伊領(プロフ) - MPでした (2月27日 5時) (レス) @page4 id: 12535c160c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほわっちゃ | 作成日時:2024年2月25日 15時