【MASHLE】悪魔と呼ばれるモノ (ページ2)

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Let's talk about old times. ページ2

ー死の悪魔ー

もう四百年も前、昔も昔の話だ。

ある日、白い髪に白い目、三本線を持ちえた赤ん坊が生まれたとさ。

しかし不思議なことにその赤ん坊は目の色が左右で違ったという。

右は白い目、左はドスのきいた赤い目だったという。

その赤ん坊につけられた名前は■■■。

■■■は生まれ持った三本線から奇跡の子と称された。

奇跡の子は魔法管理局に監視をされながら過ごした。

けれども家族には愛され、なにも問題の無いよう見えた。

しかし問題は起こる。■■■が6歳の頃である。

■■■は魔法がでんで使えなかった。飛ぶ魔法も、基本魔法も。

固有魔法も無いようだった。

即時に魔法管理局による身体検査が行われた。

が、■■■が魔法を使えるようにはならなかった。

それを機に奇跡の子は魔法局の監視も無くなり、愛されて過ごした。

■■■が10歳の頃である。■■■の家族全員が謎の死を遂げた。

病気でもなければ、怪我でもない。呪いでもないし、体に異常は何一つない状態であったという。

考えられるのは魔法だけだと。

■■■が一言言った。

『分からないけれど、頭に≪キラーガッド≫って思い浮かんだんだ。
　それを言わないと直感的に死ぬって思って。言ったら、みんな死んだんだよ。』

なんとあろうこと！■■■が家族を皆殺ししたのだ。

■■■に与えられた固有魔法は≪殺す魔法≫。

一人で世界情勢を変えることができる魔法だ。

■■■を手に入れるためにありとあらゆる権力者が争いを始める。

魔法局は■■■を保護し、名前を変えさせ、魔導士として雇用した。

■■■は自分が原因で始まった争いに生身1つで入り込んだのだ

■■■の固有魔法は≪キラーガッド≫。殺す魔法だ。

戦場に入ってすぐ、魔法局は悪魔を使役していると言われるようになった。

始めて戦場に出たのが12歳、それから紛争が終わり、封印されたのが15歳であった。

■■■は魔法局の地下でいまも封印されている。

生きているのか、死んでいるのかは、わからない…

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レグロ「これが死の悪魔っていう物語じゃ、マッシュ。」

マッシュ「死の悪魔は悪い人だったのかな。」

レグロ「もう400年も前の話じゃからな、嘘の事なのか、本当の事なのかはわからん。」
　「さて、寝る時間じゃ、おやすみ、マッシュ。」

マッシュ「うん、じいちゃん。おやすみ。」