物語29 ページ33
シンと静まり返る部屋
先ほどまで仲間に入る入らないで騒いでいたのだが、ルフィの壮大な腹の音で終止符が打たれた
助けてくれたお礼としてご飯と曲芸を披露することになり、今は団員達がそれの準備をしてくれている
部屋には俺1人だ
俺は先ほどギリーに言ったことを思い出す
＿＿＿「信じてくれただけじゃぁねぇか。」
そう、信じてくれたんだギリーは俺の事を
なのに俺は
何も出来なかった。
むしろ怪我を負い、坊に皆に心配をかけてしまった
あの時２人を安心させるためにあんな偉そうなことを言ったが、本当は自分が情けなくてしょうがない
「くそっ…！」
床を殴り、イライラをぶつける
血が出るくらい手を握りしめた
その時、バンッといきなり扉が開いた
「！？」
入ってきた人物はズカズカと部屋に入ってきて
握りしめていた俺の手を取り、そのまま引き寄せられいつの間にかそいつの腕の中にいた
「…………ル、フィ？」
急に入ってきた人物…ルフィは俺が驚愕の声を上げると
ニカッと笑って
ﾙﾌｨ「お前、なんか死にそうだったから！」
皆の前で弱い姿を見せたつもりは無いし素振りをした覚えもない
なのに、なんでこの男は………
「ふはっ何だそら…俺ァ死んだりなんてしねぇよ」
そう言ってクツクツと喉を鳴らして笑う
ルフィは「そーか」と言った
俺は死なない。弱くない。
けど、少し、あと少しでいいから
この腕の中にいたい
そう、思ってしまった
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issa(プロフ) - ゆきゆきさん» ありがとうございます(^^)頑張ります！ (2017年8月14日 17時) (
レス) id: b067209763 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきゆき - とてもおもしろいです！！更新頑張って下さい！ (2017年8月13日 21時) (レス) id: ae853b8746 (このIDを非表示/違反報告)
issa(プロフ) - 猫又さん» 一応毎日1話以上は更新することを心がけてます… (2017年7月11日 15時) (レス) id: 066804ce4c (このIDを非表示/違反報告)
猫又 - 質問です。 更新する日は決まってますか？ (2017年7月11日 10時) (レス) id: d6cba85abb (このIDを非表示/違反報告)
issa(プロフ) - 猫又さん» ありがとうございます！そう言って貰えるととても嬉しいです！ (2017年7月11日 6時) (レス) id: 8dc81487e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：issa | 作成日時：2017年6月21日 21時
