物語21 sideナミ ページ25
花冠を作り終えた私達は花畑を出て
シンくんを家まで送り届けているところだ
ﾅﾐ「そういえば、何でお姉ちゃんに花冠を渡そうとしたの？」
ゾロに肩車されてその手に花冠を持つ上機嫌のシンくんに聞く
シンくんはゾロの目を両手で隠してキャッキャッと笑いながら答えた
ｼﾝ「あのね、ねぇちゃんはねぇちゃんだけど、
にぃちゃんでもあるから、
あんまり女の子できないんだ。
けど俺、ねぇちゃんのこと大好きだからねぇちゃんには我慢して欲しくないの」
ﾙﾌｨ「何だ、お前のねぇちゃんオカマなのか？」
ｼﾝ「違うよ、ねぇちゃんは多分女の子なりたいのに我慢してにぃちゃんになろうとしてんだ」
ｿﾞﾛ「何で兄貴にならなきゃいけねぇんだよ」
ｼﾝ「ねぇちゃんだと、俺達のこと守れないから…けど、守ってもらわなくてもいいよって女の子になってもいいよって伝えたいから、俺は花冠をねぇちゃんにプレゼントするんだ！」
グッと意気込むシンくんは手を握りしめていた
その手にはゾロの髪の毛が掴まれていて
結果、ゾロの髪を引っ張る結果になってしまっている
ｿﾞﾛ「いてててて、お前は…もう降りろ」
ゾロに首根っこを捕まれ肩から降ろされると
今度はルフィに肩車をせがんでいる
お姉ちゃんでもあって、お兄ちゃんでもある？
……アラバスタで会ったボン･クレーのような人なのかしら
そう思ったがそうではないらしい
守らなきゃならないって…この子のお姉さんは一体どんな生き方をしてきたんだろう…
ﾅﾐ「って、あんたは何やってんのよ!!」
ルフィはシンくんのお腹あたりに手をグルグルと巻き付けるとその上を高く上に伸ばし、円を書くようにグルグルと腕を振り回していた
そんなルフィを1発殴り、シンくんを降ろさせる
ルフィ「何だよあそんでやってたのに」
ルフィがブツブツ文句を言っている
と、シンくんの手にはあったはずの花冠が無くなっていた
ナミ「シンくん、花冠どうしたの？」
私が聞くと、シンくんはハッとした顔になる
ｼﾝ「ない！どこに行ったんだろう……」
必死でキョロキョロと探すシンくん
私達も一緒になって辺りを探す
と、
ｼﾝ「あった！！」
シンくんが指さす先には
いかにもガラの悪そうな連中の手の中に握られた花冠があった
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issa(プロフ) - ゆきゆきさん» ありがとうございます(^^)頑張ります！ (2017年8月14日 17時) (
レス) id: b067209763 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきゆき - とてもおもしろいです！！更新頑張って下さい！ (2017年8月13日 21時) (レス) id: ae853b8746 (このIDを非表示/違反報告)
issa(プロフ) - 猫又さん» 一応毎日1話以上は更新することを心がけてます… (2017年7月11日 15時) (レス) id: 066804ce4c (このIDを非表示/違反報告)
猫又 - 質問です。 更新する日は決まってますか？ (2017年7月11日 10時) (レス) id: d6cba85abb (このIDを非表示/違反報告)
issa(プロフ) - 猫又さん» ありがとうございます！そう言って貰えるととても嬉しいです！ (2017年7月11日 6時) (レス) id: 8dc81487e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：issa | 作成日時：2017年6月21日 21時
